集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

2018-01-01から1年間の記事一覧

野草の根「トコロ」を食べた想い出

「食品ロス」についてメモしたとき、子どものころ「トコロ」を食べていたことを想い出した。トコロというのは、山の草地に自然に生えており、その根っこを掘り起こしてゆでて食べていた。根っこは黄色でひげをいっぱいつけていた。少し苦みがあったが腹が減…

「食品ロス」身近なことから始めましょう

いわゆる「食品ロス」がマスコミで話題のようである。貧困が身についている老人から見ると「どうしてなんだろう」との感想が強い。とはいえ様々な事例を知るたびに「生きるためにもっと身を引き締めてほしい」と思うこともある。 マスコミは、我が家の食卓の…

消費税~来年は選挙があるのだ

いま悲鳴を上げている一つに来年10月からの消費税10%がある。 この税率引き上げは、来年春には「再々延期」か「実施」かが決まるらしい。すでに予算編成時期だからハラを固めつつあるだろう。 俺にとっては「死活問題」である。再々延期どころかきっぱ…

朝鮮半島の「統一と平和」の話し合いに拍手を

朝鮮半島南北の指導者が会談し「戦争状態」の停止に向けて話し合ったそうである。しかも双方が歩み寄りながら半島の核抜き平和に向けて努力することで合意したという。当方は、南北会談の結果に直接的に影響を受けることはないが、こうした努力に対し拍手を…

消費税10%は断念すべきだ

気がつくのが遅かったが、消費税が8%から10%へ引き上げられるのは来年10月である。政府は来年度予算を練っているという。 しかし、政府は来年10月からの「消費税10%」実施について明言を避けているそうだ。それは何よりも「消費税10%後の景気…

消費税増税「中止」こそが正道でしょう

俺は心底から本当に怒っている。 昨日「消費増税と同時に自動車、住宅減税」のたくらみがあることに”腹だたしさ”を綴った。するときょうは、「消費増税再再延長」の話が持ち上がっているとの話です。どいつもこいつも”しもじもの庶民”をまったく無視した取り…

消費税引き上げで、車の税金引き下げるの?

そんな馬鹿なこと許せるもんか!! ところが、偉い方々は「消費税率を引き上げる一方でクルマの税金を引き下げる」。それだけでなく、他にも税金を引き下げるらしい。そんなことが~と思って、いろいろ調べてみると「どうも本当らしい」。今年春ごろから新聞…

ワイルドシルクで公開講座=東京農大

第3のシルク=養蚕が変わる!シルクが変わる~のタイトルで4回のオープンカレッジが東京農業大学で10月~12月に開かれます。 これは東京農大が主催する公開講座ですが、ワイルドシルク製品の普及に取り組んでいる「ワイルドシルク協議会」ほかがバック…

路線バスは「積み残し」をなくしてほしい

また、路線バスで積み残し(乗車拒否)に会いました。不愉快そのものです。 「また」というのは、この1週間ほどの間に数回同じような事態にあったからです。きょうは16・30分ごろ。前乗りバスの扉が開いたのだが先頭の外国人が乗らなかったので運転手は…

学校の話題が熱い。エアコンから校則まで。

もう9月だが、30度を超す暑さの中で子どもたちは悲鳴を上げながら勉強しているらしい。そこで大きな話題が教室に「エアコンを設置してほしい」ということ。エアコン設置は予算がないから、とりあえず「粉末のドリンクを用意する」ので暑さをしのいでほし…

富士山5合目は寒かった

山中湖村から見た富士山 台風が去った9月6日、富士山5合目までバスツアーで行ってきました。ふもとの5湖周辺は何度か尋ねているが富士山は初めて。5合目(スバルライン)は標高2300メートルほどらしい。運よく台風が去った後でしたが気温は15度前…

参った参った!

早くも今日から9月ですね。 健康のためと続けていた朝の散歩は、8月は2回のみでした。理由は、7月の暑さで体調を崩してしまい散歩の気力をなくしたこと。月が替わって8月はガンバロウと意気込んだものの「無理は禁物」と考え、休養に振り向けました。 …

「半端ない」20年前から使われていたの?

しばらく前のサッカー試合報道で「半端ない」が露出した。最近の若者言葉だろうと受け止めていたが、朝日新聞8月29日付によると、1990年代に使われていた例があるという。つまり最近のことではなく20年ほど前から「半端ない」との表現が使われてい…

沖縄に想う

沖縄復帰(施政権返還ともいう)は、いまから46年前1972年5月である。当方はサラリーマンとして「期待される新人」のような位置にいたころのことである。実はその6~7年前のこと夜間大学に籍を置いて経済学の研究部(サークル)の幹事長の責にあっ…

8月と戦争と~

暑い暑い日が続いています。後期高齢者になると避けられないことでしょうか、体力の回復が進まず気力もままならない状況が続いています。きょうも予定のボランティアをずる休みしました。朝の散歩も途絶えています。参った参った。 8月というと、「終戦」と…

野蚕学会大会が開催されます

日本野蚕学会の年次大会が9月28日(金)~29日(土)、上田市の信州大学繊維学部 総研棟7階ミーティングルームで開催されるそうです。 予定は次の通りです。 28日、13・00~17・30 大会(一般講演、展示紹介、総会)と懇親会(会場は繊維学…

子どもの考える「平和」の意味

8月は「平和」を考えるきっかけがいっぱいのようです。 新聞によると広島の平和記念式典で子供代表が「平和の誓い」を読み上げたという。後半で「平和」について次のように表現しています。引用紹介します。 平和とは、自然に笑顔になれること。 平和とは、…

野蚕と紫外線カット

猛暑続きの中テレビは日傘(パラソル)を話題に取り上げていました。パラソルはおしゃれな女性用のものとして考えられていましたが、熱中症対策として男女を問わずに日傘を利用した方が効果が上がるのではないかといった解説でした。とりわけ日中に高齢者が…

7月の散歩は21回でした

できる限り散歩しようと努めて来ましたが、7月は21回にとどまりました。まあ努力賞でしょうか。 猛暑、台風などのため散歩の機会を逃すことがありました。その結果が21回でした。いまはほとんど4時30分ごろスタートしていますが、このところ日の出が…

朝鮮戦争のころ小学生だった

朝鮮半島を分断した朝鮮戦争の休戦から65年が経過したとしてマスコミはいろいろと話題にしている。振り返ると、朝鮮戦争が始まったのは1950年6月。そして休戦協定が結ばれたのは1953年7月27日である。 そのころ当方は、東北の山奥でほぼ自給自…

生産性って~物やサービスに使うことでは?

「子どもを作らない、つまり『生産性』がない」。このような「ことば」が切り取られて大論議されている。一般に”先生”と言われる「偉い人」の言葉だけに見逃すことはできない。しかも、自民党という(その前は「次世代」だそうである)与党に属する人の思考…

子どもの貧困に取り組む社長

朝日新聞25日付に「子どもの貧困取り組む理由は」という社長インタビュー記事が掲載された。社長の会社はあの有名な証券会社。記事の見出しは「資本主義が生む格差解決したい」。貧困格差に取り組む社長の話ですから「まずは読まなくては~」というわけ。 …

エアコンのない小学校が話題

暑い!!! いやあ暑い!!!!!。 そんななか、高齢者5~6人の井戸端会議となった。 きょうは、どこかでついに40度を超えたらしいぞ。 被災地の人たちは大変だよね。俺は何もできないけど。 いま学校は夏休みになったらしいけど、この暑さなのに教室に…

『ものの見方・考え方』学習仲間が再開

55年ほど前のこと『ものの見方・考え方』(文理書院刊)を集団学習していた際に講師を務めてくれた先輩を訪問する企画があり、先輩や後輩含めて11人で自宅を訪問しました。 彼は、大学卒業後学校の事務職員を務めあげました。その仕事が終わってから週に…

野蚕の成虫は蝶ではない

野蚕・ワイルドシルクとして知られる天蚕・テンサンを飼育する場合、専門家から卵を分けてもらうことが多いようです。ある会合で聞いた話ですが、ヤママユガ(テンサンの成虫)は夜になると照明灯に集まってくるので、それを捕まえて増やしていくということ…

バブル崩壊の足音って本当ですか?

夜になって気になる記事を読みました。朝日新聞「波聞風問」という編集委員の記事です。見出しは「バブル崩壊の足音が聞こえる」というから、当方なりに熱心に読みました。 これまでの人生で、いわゆる”バブル”に遭遇しましたが直接的なダメージを受けずに過…

カイコやテンサン飼育に取り組む先生方へ

暑い!!熱い!!!と、いうだけでは気分転換にもならない。そんな日々ですね。 昨日の朝日新聞の記事を読みながら想い出しました。テレビで有名な俳句の夏井いつきさんのインタビュー記事です。と言って、俳句を作ろうかという話ではない。 夏井さんは、俳…

消費者の意識が変われば「大量廃棄」は改まるのか

衣服の大量廃棄に関して考えることをメモします。 当方は高齢者ゆえに、新しい衣服を買うことはほとんどない。普段は、現役時代のサラリーマン服を着るとか作業着は畑仕事で着るなどまだまだ利活用できる。それとリサイクルというか古着屋で必要なものは入手…

衣服の大量廃棄の深奥を考えましょう

衣服の大量廃棄の現実に関心を向けると様々な問題が浮かんでくる。それが先に朝日新聞が掲載した記事の内容である。 衣服の製造・卸・小売りといった流通形態が近年になって大きく変わってきた。ユニクロに代表されるが、衣服小売業を主体にしながら自ら企画…

朝日で、衣服の大量廃棄を考えたい

朝日新聞は7月3日付けをはじめ、衣服の国内供給量増える一方で購入単価が下がり、しかも大量に廃棄されている現状を様々な角度から点検している。衣・食・住の大事さを教えられた者としては”大量廃棄”の現実とその「根底」がもっと明らかになってほしいも…