集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

皇居の自然こそを話題に!!

 きょうのランチは、イタメシを喰いながら毎日新聞を読みました。テレビほかのニュースでは”皇室”に絡む話題が後を絶たないこの頃です。ほんとにうんざり感です。当人たちも「解放されたい」気持ちでいっぱいだと思います。

 そんななかです。毎日新聞は、『都市見つめる「緑の島」皇居』を掲載しました。なかなかユニークな記事と思いじっくりと読みました。皇居の中で米を栽培していること、美智子さんがカイコの仲間であるテンサン(天蚕)を飼育していたこと、ほかにタヌキがいることは知っていましたが”皇居の自然全貌”については初めて知ることができました。

 記事によると、いま皇居全体を舞台に大規模な「生物相調査」が行われているらしい。これは平成天皇の提案で始まったものらしいが、1996年から2000年を第1期とし、いま第3期(2025年まで)の調査に入っているとのこと。

 これまでに皇居で確認された生物は、動物は約1600種、植物約4300種に上るらしい。わが国で絶滅危惧種とされるベニイトトンボも発見されているそうだ。ほかに都内では絶滅したとみられていたオオミズシマスも確認されているそうだ。

 このように多様な動植物が発見されていることは、都会汚染物質の二酸化硫黄(so2)の減少が関連しているとの見方もあるようです。同時に地方の山野と違い都心ながら限定された広い地域が調査に役立っていることも指摘されているようです。

 現在行われている第3期の生物相調査がどのような発見を示してくれるか楽しめです。