集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

新聞休刊日に、小気味よい見出しの夕刊紙

 総選挙が終わって2週間が経過しました。きょうは新聞休刊日でした。というわけでもないが昼時に現役時代に良く読んでいた夕刊紙を読みました。相変わらず見出しのインパクトが小気味良い。

 その大見出しだが「立民は負けを共産党のせいにするな」というもの。これを見ると、選挙結果現有議席を減らしたために代表を辞任する枝野氏の後任選びに絡む党内事情もあぶり出しているような記事内容のようである。隣の見出しには「何よりも政権交代の本気度の欠落を棚に上げて」はいかん!と叱りつけている。

 この記事は、署名入りではないから編集部署が責任を負う記事なのでしょう。その辺が「小気味」の良さでもある。

 見出しの背景には法政大学の五十嵐名誉教授のコメントがあったものと思われる。教授は、立憲民主は「小選挙区では公示前の46から57に議席を増やしている」から野党共闘は成果を上げていると指摘。一方「比例代表で23議席も減らしたことが主因」と指摘している。つまり、共闘で議席を伸ばしたが比例代表選では思うように「立憲民主」と書いてもらえなかったというわけ。なかなか手厳しい指摘である。

 ページをめくると「問われているのは共産との関係ではなく立憲の覚悟」の見出しが目にとまる。本文には「国民生活を守るために自公政権を倒すという本気度が欠落していたことが有権者に見透かされ」たとある。さらに「立憲が見直すべきは共産よりむしろ連合との関係でしょう」とも書いている。議席後退の現実で、どのように見直すかはそれぞれの立場と考えにより異なるでしょうけど「本気度」は言行一致で示してほしいものである。

 憲法を守ることについても気候変動についても将来にわたる「生命」と「平和」について若い人たちと真剣に向き合ってほしいものである。

 新聞休刊日に、小気味よい見出しの夕刊紙から学びました。