集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

アパレルファッションの話題

 きょうの朝日新聞は、経済面で『「夢の繊維」アパレルに新風』の記事を、27面ファッションのページでは「スカートが女性ものって誰が決めた?」の記事を掲載していました。興味深い記事です。

 夢の繊維は、クモの糸を参考にしてベンチャー企業が開発したものでアパレル企業とのタイアップでジャケットも販売しているそうである。クモの糸といえば「鋼鉄より強い」とか伸縮性はナイロンを上回ると注目されていた。しかも環境問題とも関連して「脱炭素」素材としても話題を集めている、まさに「夢の繊維」でもある。

 当方は、以前にもクモの遺伝子を参考にした”スパイダー・シルク”が開発されたことをメモしたが、今回はアパレル製品も販売しているとの話題を嬉しく思うものです。

 もう一つは、最近の「ジェンダー」との関連でのファッションの話題記事です。老人には「ジェンダー」など理解しがたいが、”男らしさ”や”女らしさ”にこだわらない”自分好みのスタイル”を楽しもうといったファッションのようでもある。分かりやすく言えば、女子高生は「セーラー服とスカート」が制服でありそれに違反する者は厳重注意以上の厳しいお叱りを受けるといったこと。翻って「男子はスカートを履けないのか」とか「男性のスカートがあっても良いのでは?」となる。当然のことと受け入れれば、校則とか社会通念を変えなくてはならない。

 一般社会で見ると、レストランのシェフなど男女にかかわらず作業着とはいえスカート風のものを身につけている。少し柄や模様を変えて街を歩いたらどうだろうか。昔で言えば乗馬ズボンやモンペがファッションとして登場したこともあったように思います。

 とくに学校での制服規制はもっと緩やかにした方がよいのではないでしょうか。そうしたなかに、スカートやスラックスへの偏見も溶けてゆくのではないでしょうか。