集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

コロナ無症状者はどのように拘束されるのかなぁ

 テレビは、東京の新規感染者が過去最多の584人に達したと伝えた。驚くべき数字である。

 昼過ぎのこと、医学系の研究所に勤務していた知人にあったのでちょっと「疑問」に思っていたことを聞いてみた。疑問はたわいないことだが、確かな話を知りたかった。つまり、「コロナに感染したといわれたがほとんど無症状の人はどのような生活を送っているのだろうか」ということ。症状はないけど他人に感染させることはあるらしい。けれども「日常生活に影響ないので、普段と変わらない生活でしょう」という説明。そこで当方は「まずは家族が感染するのではないですか?」というと「その通りだよ」、「だからどんどん広がっているわけ」。ほんとうかどうかわからないが「感染しているとわかった段階で、生活に一定の縛りがないのですか?」と聞くと、「その辺があいまいだから困るわけだよ」との説明。

 感染したけど無症状の人は街へ出る、旅行もできるならどんどん広がるのも無理ないこと。無症状の人を探す出すことが最大のポイントとも言われる。それがピーシーアール検査というわけ。できるだけ多くというのでなく「面で検査をすることがいま大事なんだ」と熱っぽく言う知人に圧倒された。

 早く「コロナ感染」の拡大を封じ込めてほしいと願いながら知人と分かれた。それでも無症状者の生活や行動をどのように誘導するのかもうちょっと知りたいものである。