集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

これはパート職場の「事件」ですね

 パート職場でトラブルが発生しています。パート先では現在、責任者・所長を含めて19人(うち女性12人)の高齢者が働いています。現場は9ヵ所に分かれ1~3人が配属されています。2人はいわゆるヘルパーで休暇者の代行として仕事につきます。

 19人のうち4人は、同じ会社の別の職場から移ってきた人です。なかには仕事が雑であるとかチームワークが下手であるなどから移ってきたといったうわさが広がっています。そのうちの高齢女性のいわゆる追い出しムードが高まり、所長が頭を悩ませているわけです。というのも上手にローテーションを組むと責任者を除いて17人とヘルパー1人配置で人員は充足することもあります。経費節減が求められていることも明らかです。

 職場では、かつて責任者が不祥事を起こしたため古参パートらが処分を嘆願したことがありました。当時を知る者は少ないのですが、どこかで聞きつけて「追い出し嘆願」を始めると気炎を上げている女性が登場したから、これから所長の采配がどのようになるか目が離せません。

 確かに、別の職場から移ってきた女性パートは、仕事は一生懸命のようだがいろいろ忘れることも多く仲間の評判はベタベタでよろしくない。経費削減を求められる現状から「1人減らした方がよい」といった声まで重なって事態は深刻ではある。だが所長は「人員を減らすことは考えていない」と明言しているが、毎月作成するシフト表づくりにあたってはチーム編成、休暇・有給消化とヘルパー配置など悩みが多いようである。高齢者パート職場の雰囲気をどのように保つかも大変な仕事のようであります。

 コロナ禍でもあり高齢者パート職場だけに問題が錯綜・煩雑化してます。ね。