再選挙でもアンリは前議員?
4月25日注目の国政3選挙が行われ、マスコミはその結果を伝えている。
まずは三つの選挙で「非自民」と言える野党系候補が当選したことに拍手したい。ではあるが「野党共闘の課題」もいろいろと伝えられている。10月までには実施される総選挙で「野党共闘」による勝利がどこまで伸びるか、はたまた「課題」を克服できずに尻切れに終わるか「非自民」期待の庶民は今後を見守っている。
新聞報道でどうもしっくりしないのが参院広島選挙区の「アンリ」さんのことである。今回広島の選挙は「再選挙」だという。この「再選挙」は2019年に行われた選挙は「無効」であったためらしい。無効だから「当選者」はいなかったと思うのだが「アンリ」さんが当選し1年余にわたり歳費を受け取り、返上などしていないようだ。だからだろうか「アンリ」さんを「前参院議員」とか「元参院議員」と呼ぶのが普通のようだ。
2019年の選挙が「無効」なら「当選者」がいなかったはずだが、そうはならないのが現実なのだろう。お金をばらまいたから当選できた「アンリ」さん。そのために「離党」し「辞職」したらしい。当選取り消しではなく「辞職」なら「再選挙」とはいえないのではなかろうか。つまり、先の選挙は「無効」ではなく「アンリ」さんはやはり当選していたのだろう。 法律って難しいよね。
どうなっての、池上さん教えてよ!!
ワクチン・クーポン来た!?と騒々しい
いまパート職場は「クーポン」が来たかどうかで非常に騒がしい。コロナ感染拡大が「マンボー」とか「非常事態」とかで揺れ動いている。そうしたなかで17日だったと思うが「コロナワクチン接種券」(クーポン券)が届いた。これをめぐる疑問やら意見やらで実に騒々しいのである。
まず「お!。クーポン来たか?」。「あのワクチンのことか?。来たよ」といえば「俺のとこは来ないな!」といった具合。すると「来ないのは若いからだよ。安心しろ。そのうち来るから」。「そうか。みんな70代なんだなあ」と混ぜっ返される。
なかには「案内は来たけど、どうすればいいんだかさっぱりわからない。どこで注射できるかわかるようにしてほしいよ」と不満が出る。すると「それはだね。まずコールセンターに電話すること」という解説がでる。さっきの人は「不親切だよなあ。どこで、いつできるかぐらい書いてくれればいいじゃないか」という。そのうえで「〇〇市ではタクシー券をくれるらしいよ。ここはどうなってんだよ」と不満をぶちまける。
そばにいたおばさんが口をはさんできた。「あのね。電話したってつながらないんだからカッカすると血圧が上がるから止めな。どうせ注射できるのは5月中頃だから。いまは様子を見ていた方がよいよ。分かった!」。そういえば、まず年齢により接種開始時期が設けられているわけだ。
ほかにも「案内状にはホームページを見ろとかスマホでも見れるとか書いていたけど俺なんかスマホもパソコンも無いんだよ。電話はつながらないならどうしろってんだよ」。もっともな意見である。
さらには「クーポンって、何なんだ。訳の分からんのよりは現金給付がよいと思うけどなあ」。その「クーポン」というのはわかりやすく言えばこの場合「コロナ予防ワクチン接種券」ということでしょうか。クーポン券=割引券のような受け取られ方もあろうから注意が必要かもしれませんね。
騒々しいこと。早く静かになってほしいものである。
緻密な計算の上の二階発言
オリンピック開催に向けてデモンストレーションの聖火リレーが走り始めた。一方でコロナウイルスの感染拡大から公園内での観客無しリレーも取り入れられている。専門家が「第4波」と指摘するようなコロナ感染拡大の現実の前に聖火リレーのあり方はこれからもニュースになるだろう。
このようなタイミングを見て15日、二階幹事長は「オリンピック中止もありえるだろう」と発言したことがテレビニュースで伝えられた。詳細はわからないので何とも言いようがないのだが、直感的に老練な政治家の緻密な計算が働いているような気がしてならない。
オリンピック開催についての世論調査によると「開催に否定的な回答」が圧倒的に多いのが現実。海外からも同様な声が伝わってくる。政府は、フクシマ原発汚染水の海洋放出を決めたが与党の一角から疑問の声が出されている。河井夫妻の辞職、国会提出法案のミスや続く三つの国政選挙の行方など考えれば頭が重くなるはず。そうしたなか、とりわけオリンピックについては、政権側の誰一人として「触れることを避けている」のが現実。この時期になると「重要な人物」か「発言した」方がよいと計算したうえでの言及であろう。
二階発言により、いろいろ賛否の声が聞こえてくるだろう。そのことにより「解散時期」さえも大きな声で言える空気が出てくるだろう。様々な反応を計算しながら老練な対応として「オリンピック開催」について言及したと受け止める。
菅政権の土台がぐらつき始めたともいるるだろう。野党に政権交代の意欲と決意があるのか問われる。
原発処理水海洋放出反対
あの大震災から10年。震災で原子力発電所が爆発してから10年。放射能が降り注ぐ我が家に住めなくなってから10年。そのような10年が経過しました。
4月13日。原発爆発に伴う汚染水から放射能を除去するために貯蔵していた処理水を海洋に放出することを決めたという。何たることか。爆発によって避難している人々がいるのにさらに追い打ちをかけるように生活の場としても重要な海を「処理水」といえども人為的に汚してほしくない。東北で生まれ育った爺として許すことはできない。
14日付けの新聞には、住民ほかの悲痛な声が紹介されていた。その中で豊洲市場の仲卸の方が苦しい胸の内を吐露していた。それは福島産も「国が言うように『危険ではない』と伝えること」だけ~という。国の言う「危険ではない」=「安全」ということを信じて原発を容認してきたはずである。だが原発が爆発して分かったことは「安全」ではなく「危険だった」。だからこそ多くの人々が生まれ育ったフクシマの地で生活できないのが現実である。
いま政府は、近隣国も海洋に放出している「危険のない処理水だから」と説明しているようだが、今後とめどもなく海洋放出するわけでしょうから「危険のない」を後世にわたって立証しなければならないはずだ。かつて「黒い雨」や「ミノマタ」があり「アスベスト」だって人々に苦渋を強いている。加えて「花粉」や「黄砂」で被害を被っているのが現実である。
医療費窓口負担2倍化を許しません
昨日の新聞で、75歳以上の医療費窓口負担を2倍にする法案の審議が8日始まったことを知った。年金だけで生活できないから働ける間はパート仕事で生き延びようと必死な日常なのに医療費をいまの2倍にするとは後期高齢者を蹴とばすような仕打ちだと腹だたしく思う。
現在、75歳以上の大半は窓口負担が1割で済んでいる。うち年金他の所得が単身で200万円を超える場合は2倍の2割にするというもの。夫婦2人の場合は年所得320万円以上が2割負担になる。その対象者はざっと370万人に上るらしい。全国の370万人の皆さんこの暴挙を食い止めるために声を上げましょう。
我が家は夫婦2人世帯である。年金だけで生活できないからパート仕事を続けている。その結果というか2人の所得が320万円前後になるだろう。年所得が320万円を下回った場合は「運よく」というのかこれまで通り1割負担になる。320万円を少しでも上回った場合は「地獄」の2割負担がのしかかってくる。しかも年齢が年齢だけに血圧が高いとか膝が痛い、肩が痛い、歯が欠けた、耳が遠くなったなど数え切れないほど専門医にお世話になる回数が増えている。
国政を預かる先生方にお願いです。医療費の窓口負担2倍化は止めてください。年内総選挙での審判を真剣に受け止めてほしい。