集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

医療費窓口負担2倍化を許しません

 昨日の新聞で、75歳以上の医療費窓口負担を2倍にする法案の審議が8日始まったことを知った。年金だけで生活できないから働ける間はパート仕事で生き延びようと必死な日常なのに医療費をいまの2倍にするとは後期高齢者を蹴とばすような仕打ちだと腹だたしく思う。

 現在、75歳以上の大半は窓口負担が1割で済んでいる。うち年金他の所得が単身で200万円を超える場合は2倍の2割にするというもの。夫婦2人の場合は年所得320万円以上が2割負担になる。その対象者はざっと370万人に上るらしい。全国の370万人の皆さんこの暴挙を食い止めるために声を上げましょう。

 我が家は夫婦2人世帯である。年金だけで生活できないからパート仕事を続けている。その結果というか2人の所得が320万円前後になるだろう。年所得が320万円を下回った場合は「運よく」というのかこれまで通り1割負担になる。320万円を少しでも上回った場合は「地獄」の2割負担がのしかかってくる。しかも年齢が年齢だけに血圧が高いとか膝が痛い、肩が痛い、歯が欠けた、耳が遠くなったなど数え切れないほど専門医にお世話になる回数が増えている。

 国政を預かる先生方にお願いです。医療費の窓口負担2倍化は止めてください。年内総選挙での審判を真剣に受け止めてほしい。