集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

昆虫大好き~余談

 特別「昆虫大好き人間」ではありません。ただ、随分前からカイコの仲間である「野蚕(やさん)=ワイルドシルク」と少しだけ関わるようになり、専門家たちの会合にも参加してきた。そんなことから朝日新聞の連載を興味深く読みました。

 ワイルドシルクに関心を持つと「生糸」「シルク」が話題になる。そのことから「クモの糸」も関心と話題の対象になる。そこで「カイコは昆虫」だが「クモは昆虫ではない」とか「カイコの吐く糸はシルク」だが「クモが作る糸」は何かといった疑問が出てくる。糸のことは別にして「クモは昆虫ではない」との理解は大人でも判然としない。きっと「そんなこと考えたこともない」との返事が返ってくるかもしれない。

 昆虫とは、脚が6本(3本対)である。身体は、頭部、胸部、腹部に分かれていることが基本的な形態。これに照らすと「クモ」は一般的に脚は8本(4本対)で、身体は頭胸部と腹部に分かれている。そのために昆虫とはみなされず「クモ目」に分類される。

 ちなみに、ムシなんだけど「昆虫」でないものにはムカデやヤスデ、サソリなどがある。確かに「6本脚」でないことが分かる虫たちである。

 ついでに、ナメクジやカタツムリは、ムシなんだけど「貝」の仲間である。

 いろいろ発見のある「虫の世界」であります。