集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

森辞任調整は急いだ方がよいでしょう

 きょう(11日)昼頃「森辞任で調整」のニュースが飛び込んできた。少し遅すぎる感じだがどんどん推し進めることが大事なような気がする。

 森の女性蔑視暴言は3日の会合でのことだった。発言内容が問題になると謝罪会見が開かれたが、ここでの謝罪も口先だけで本心との違いは明らかに読み取れる感じであった。それだけに国内だけでなく、海外でも関心を呼び批判的意見が地球上を駆け巡ったようである。その事態にオリンピック関係者や政府は早期に「森辞任」を決断すべきだったと思う。逆に関係者からは「森擁護」の声が続いたのは、世界の世論を悲しませたと思う。

 森会長は、本人の意思ではなく「委員の誰かの発言を引用した」ようにも言っている。実に卑怯な言い方だと思う。もともと「他人の意見を紹介する」ということは本人が「同感している」からであり、「俺の考えではない」かの言い方はけしからん。

 オリンピック開催は、コロナウイルスの感染で延期実施さえ危ぶまれているのが現実であろう。そのうえに「森暴言」が世界を駆け巡ったのでは「このようなトップの下での開催には賛同しかねる」との雰囲気が広がるでしょう。オリンピック憲章を基本から理解実現しようとするリーダーの下で開催するのが望ましいと考えるのは当然でしょう。だから「オリンピック開催」は別にして「森辞任」は急いだ方がよいと思う。

 関連して、森続投をバックアップした与党の幹部や政府の役割は大きい。つまり「暴言森に続投させる」と判断した方々が、しばらく前には「学術会議議員」の任命を「拒否」した方々でもある。確か「任命拒否」の理由はいまだ不明だが、双方の意向を重ね合わせると、いかに時代錯誤の認識の持ち主がトップに居座っているかが理解できそうである。

 他人の振る舞いを見て自分の判断や行動を正してゆくことが大事だとも思う次第である。