集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

コロナ感染者の勢いと失職者の数

 ついにコロナ感染者が7月29日、岩手県でも2人確認された。不確かだが関東地方でキャンプに参加した方らしい。感染者数は全国でどんどん増えている。東京では30日367人が確認され、31日には最多の450人を超えたと発表された。大変な事態だと思う。

 コロナ関連の話題から目が離せない。例えば「景気拡大戦後最長届かず」とかアメリカのGDPはコロナの影響で「4~6月期」最大の落ち込みとなり、年率だと32・9%減になるらしい。雇用関連では「コロナ失職4万人超え」も気になる。さらに「布マスク8000万枚再検討」の見出しには「何をいまさら~」と呆れる感じである。いずれも朝日新聞31日付参照。

 コロナ失職4万人は、お役所の発表ですから「それは大変だ」といわざるを得ない。この場合の「失職」の基準はしっかりしているのだろうが、日日の報道を見る限り「そんな少ない訳ないだろう」というのが実感。アルバイトやパート、派遣労働者、倒産会社社員、希望退職応募、企業不振での解雇などさまざまな雇用形態で生活維持しているのが現実。

 マスコミも日日の報道から、コロナ禍の中でお役所の発表数字を「確実な姿」といわんばかりの取り扱いを考え直してほしいものである。多種多様な「働き方」を推奨してきた政府は、この時機になると「手続き」重視で「失職」の姿を隠そうとするように思えて仕方ない。マスコミの奮闘に期待します。

 *追記 7月31日東京都の感染者確認は463人でした。