集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

コロナから2年と「オミクロン」

 多分、コロナウイルスが初めて報道されたのは2020年の暮れではなかったかと思う。中国の武漢震源地だと盛んに報道されたような気がする。それから2年のいま、世界は「コロナ・オミクロン」で危機的な場面を迎えている。株価さえも押し下げるほどであるから大変である。

 その「オミクロン」だが、マスコミに登場するのは11月26~27日である。朝日新聞は27日付朝刊で”南アフリカ政府がコロナウイルスの新たな変異株が発見されたことを25日に発表した”と伝えている。ここでは新しい変異株「オミクロン」の名称はついていない。

 それ以来、新たな変異株がヨーロッパ各地に広がり、わが国では29日に初の感染者が確認された。さらに12月1日には2人目が確認されたとのニュースが流れた。オミクロンの感染力は想像を超えるものらしい。人類にウイルスが挑戦しているようにも見えてくる。

 世界各国では、コロナワクチンの2回接種から3回目の接種を進め、コロナを封じ込めようとしている。それを察知したコロナウイルス軍団が、人類に負けるものかと感染力を強化する方法を編み出し「オミクロン」と呼ばれる「最強」の変異種を送りだした。しかし、これが「最強」と呼べるかはこれからの経過を待たなくてはならないだろう。

 人類が自然界で「静かにしていたコロナウイルスを呼びだした」ということはないだろうか。例えば、過度な森林開発とか地球温暖化を誘うエネルギー消費といったことなど。そうした根源についても、もっと考えなくてはならないような気がするのです。

 今後も「コロナ」による生活様式の変化が起こってくるのだろうと思いますね。