改元10連休と天皇制度について
世間は「改元10連休」で賑やかであるが、きょうの朝日新聞「文化・文芸」のページで「天皇制」について専門家の意見を紹介している。なかなか「天皇制」について意見表明することは難しい雰囲気の中で、この記事は興味深く読みました。
当方は、庶民として「天皇制はなくなっても問題はない」と思います。専門家ではないのであれこれの議論を抜きに「生活感」からそう思うだけである。普段考えさせられるのは「天皇」とか「皇族」の生活は国民の税金で賄われているのだろうということ。もう一つは「選挙権」は保障されているのだろうかといった程度のことである。
今回「天皇退位」が公になったが、天皇制度で「退位」ということは「正当」ではないことも明らかになった。そんなことで朝日新聞記事は天皇や皇族に憲法に従う「自由」とか「人権」を認めてはどうかといった内容になっているように思えた。天皇制度は「皇族」から「離脱する権利」を許していないようである。それは「皇族」による「心がけ」で保たれているらしい。
永く続いている「象徴天皇制」についても、天皇制を「文化遺産」とし引き継ぎ大統領を頂点とする「共和制」に移行してはどうかといった見解も紹介している。
このたびの「天皇退位改元」で改めて「天皇制度についての意見表明」はタブーといった雰囲気が根強かったかを感じる。天皇だって人間ではないか。疲れたら休みたいとか熱い感情をあらわにしたっていいではないかと思う。そこには「職業の選択」があっても良いと思うのです。不自由な天皇制度を考える機運を盛り上げましょう。