国内総生産戦後最悪の落ち込み
昨日夜、ニュース速報で「GDP最悪の落ち込み」が伝えられた。きょうの新聞などでやや詳しく知ることができました。
4~6月の国内総生産(GDP)前期比7・8%減。年率換算だと27・8%減と戦後最悪の落ち込み幅となる。
コロナウイルスの感染が本格化し、外国からの観光客が減ったことや自粛による消費が落ち込み、輸出入も減ったなどが大きく影響したとみられる。
ちなみに、リーマンショック(2009年1~3月期)は年率17・8%減
石油危機 (1974年1~3月期)は年率13・1%減
それでも欧米先進国に比べると緩やかだという。
ちなみに 米 国 年率換算32・9%減 (いずれも4~6月期)
英 国 同 59・8%減
ド イ ツ 同 34・7%減
フランス 同 44・8%減
7月30日には、景気回復期が2012年12月~2018年10月までの5年11カ月で、戦後最長期間を達成できなかったことが明らかになったばかり。確か昨年初めには政府自ら「景気回復局面は戦後最長」になるとの判断を示していた。ところがその時期にはすでに後退局面に入っていたことが今回明らかになった。
きょうのマスコミは、コロナ禍の下で赤字決算が続き、希望退職を募る例が増えていること、倒産廃業の増加に伴い失職者が増えていることも伝えている。コロナ感染が急速に収まる見通しはなく経済活動に急速な回復も見えない状況。それに見合う「新しい日常」を想像・創造することが求められている感じです。