2000万円問題を流行語に終わらせるな
世相を映す流行語を想い出しながらの”愚痴”です。
最近は何といっても「2000万円」である。高齢者のパート職場でも”笑い話”として話題になる。おそらく「そんなことできるわけないだろう。何言ってんだろう」といった意味を含んでの話題である。何しろ「いまの生活費の足しに」と考えてパート仕事をしているのが現実だからである。
中高年の「引きこもり」も大きな話題である。かつて「パラサイト」という言葉がよく使われることがあった。どこか共通するような気もするがどうだろうか。関連してかつての就職「超氷河期」も話題となっている。それらに関連してさらに「社会保障費」の負担についても話題が広がっているようだ。
じつは、我が家の子どもは40代に入った。どうも「氷河期」世代らしい。本人の不安も大変のようであるが当方の「心配や不安」も並大抵ではないと思っている。
22日のテレビニュースで、政府が「向こう3年間で中年の正社員雇用を30万人増やす」を骨太の方針に掲げたと報じていた。それにコメンテイターは「実現可能な数値であり、1桁多くしてもおかしくない」といった意見を述べていたように思う。正社員となれば「社会保険料」負担がかかってくる。しかしそれは後々に「財政負担」を軽くし本人の「生活負担」の支えになることは間違いないだろう。もちろん年金制度の改革充実が必要であることは間違いない。
同時に、後期高齢者の就労と最低賃金との関係で言えば、現状は「いまの年金で生活できないからパートで働いている」わけだから、最低賃金の引き上げで緩衝地帯を作りながら中年の正規労働を増やしていかないと「サンケイ職場」は後期高齢者だけになってしまう。
これは「ハブランサス」でした
近くの公園で、ピンクの6弁花がすっくと咲き始めました。この4~5年見かけているのですが名前がわかりませんでした。その特徴などわからないままでしたが、ようやくヒガンバナ科の「ハブランサス」(またはレインリリー)であるだろうことがわかりました。
これは、「玉すだれ」(正式にはゼフィランサス)と同じ種類らしいこともわかりました。「玉すだれ」は小ぶりの白い花を咲かせてくれますが「ハブランサス」は草丈も15~20センチほどで花も5センチほどの花弁6枚でやや大きめです。ピンク色の花がやや横向きに咲いている姿は上品にも見えます。花は1日しか咲かず、夕方にはしぼんでしまうらしい。花の時期は6月から9月ごろまで。「玉すだれ」は少し遅れて咲きます。
球根は、ラッキョウにも似ていますがヒガンバナ科の仲間で草全体に毒性があるそうですから要注意です。球根はほとんど放置していても繁殖していきますのでピンクの花が一斉に咲くと見ごたえが増します。
ほんと楽しみです。
「雑草研究部」(雑研)応援します
朝日新聞5月12日付の「教育面」に珍しい記事が掲載された。「いま子どもたちは」のシリーズ企画のようである。この日は「永田町の一角我ら雑研」の見出しである。なかなかユニークな企画である。あの都立日比谷高校に「雑草研究部」という研究部があり、部員たちの活動内容を紹介する連載記事である。最初5~6回続くものと想っていたが3回で終わってしまった。これは残念でした。
日比谷高校の学生にも「雑草」に興味を持つ高校生がいることを知って感動。その日比谷の地域でカタバミやスギナ、ムラサキハナナ、ススキ、カラスノエンドウなどなどを観察、特徴を研究している活動に感服しました。
2回目の茎の強度の研究、3回目の食べられる雑草への挑戦などユニークな発想に高校生らしさを感じました。ヨモギは「ヨモギ餅」などで知られるように食べられるが、アザミ(種類による)を食べることはあまり知られていないような気もする。まだまだ挑戦することはいっぱいありそうである。
もう一つ、雑草の渡来種のこと。当方が関心を持つのは、「ナガミヒナゲシ」と「ブタクサ」の繁殖である。しばらく前は「セイダカアワダチソウ」がいろいろ問題になったが、渡来種の増殖は無関心ではいられない。日比谷の地域でこの種の増殖はないのだろうか知りたいものである。頑張れ日比谷高校の「雑研」。
ヒルザキツキミソウが見ごろです
公園内に手作り花壇を作っている関係から毎日のように立ち寄ります。様々な草花が咲き誇っていますので、花の名前を想い出すのは難しいほどです。
そんななかで「ヒルザキツキミソウ」(昼咲月見草)が群生し公園の一角が淡いピンクに染まっている感じは心をなごませてくれます。名前の通り「月見草」風だが昼も開花するのでこの名前になったようです。アカバナ科の多年草です。見ごろは5~7月。
この「昼咲月見草」というのは、北アメリカが原産で鑑賞用に移入しているうちにわが国では野生化したようです。こぼれ種や地下茎で増えるので繁殖力が旺盛だそうです。ですから「野草」扱いのようですがお花屋さんで苗を販売していることもあるようです。
朝日に照らされた風景が見ごろのようです。ご覧ください。
ナガミヒナゲシの増殖を食い止めたい
春とともにあちらこちらで雑草も花を競い合っています。その中に気になる「ナガミヒナゲシ」があります。もう6~7年前だったと思いますが、道端で赤い花が目立つので「何なんだろう」と気にしていました。それが比較的新しい外来種の「ナガミヒナゲシ」と分かりました。調べてみると繁殖力が旺盛で田畑に広がると大変なことになると知りました。それ以来、この花を見ると可能な限り引き抜いて捨てるようにしています。それでも「増殖力」に驚いています。
この雑草は、繁殖力が1000倍ともいわれるほど旺盛であることから幹線道の道端から農村地域の田畑に広がっては大変だということ。ほかに「ケシ」の一種でもあり麻薬成分が疑われるといったことから、「駆除対策を徹底」してほしいとの要望もあるほどです。それに対して「害悪」が判明したわけではないので「駆除」を強制するのは行き過ぎだといった声もあり、両論が争われているのが現状のようです。
いろいろ「見解が分かれている」ようですが、当方は、増殖抑制した方がよいとの判断で責任を持って行動しているつもりです。ご理解とご協力をお願いいたします。
写真は、空き地に増殖した「ナガミヒナゲシ」の花。来年は1000倍になるといわれる繁殖力。60年ほど前に貨物船で上陸したとみられ、輸送トラックなどで幹線道から住宅地に広がっています。結実前に茎を引き抜いて生ごみとして焼却処分が肝心と言われます。引き抜く際は必ず手袋をした方がよいようです。茎から汁が出るので(害はないようですが)汚れには気を付けたいものです。