改元10連休と天皇制度について
世間は「改元10連休」で賑やかであるが、きょうの朝日新聞「文化・文芸」のページで「天皇制」について専門家の意見を紹介している。なかなか「天皇制」について意見表明することは難しい雰囲気の中で、この記事は興味深く読みました。
当方は、庶民として「天皇制はなくなっても問題はない」と思います。専門家ではないのであれこれの議論を抜きに「生活感」からそう思うだけである。普段考えさせられるのは「天皇」とか「皇族」の生活は国民の税金で賄われているのだろうということ。もう一つは「選挙権」は保障されているのだろうかといった程度のことである。
今回「天皇退位」が公になったが、天皇制度で「退位」ということは「正当」ではないことも明らかになった。そんなことで朝日新聞記事は天皇や皇族に憲法に従う「自由」とか「人権」を認めてはどうかといった内容になっているように思えた。天皇制度は「皇族」から「離脱する権利」を許していないようである。それは「皇族」による「心がけ」で保たれているらしい。
永く続いている「象徴天皇制」についても、天皇制を「文化遺産」とし引き継ぎ大統領を頂点とする「共和制」に移行してはどうかといった見解も紹介している。
このたびの「天皇退位改元」で改めて「天皇制度についての意見表明」はタブーといった雰囲気が根強かったかを感じる。天皇だって人間ではないか。疲れたら休みたいとか熱い感情をあらわにしたっていいではないかと思う。そこには「職業の選択」があっても良いと思うのです。不自由な天皇制度を考える機運を盛り上げましょう。
俗称「花大根」と言われる花
花の季節到来ですね。当方も少し関わりのある公園では、河津桜に続いて花モモが咲き始めました。満開の花モモは後日お届けします。
今回は、本当の名前はわかりませんが花好きの人に聞くと「花大根」(ハナダイコン)とか「紫花菜」(ムラサキハナナ)でしょうという薄紫の4弁花が美しいアブラナ科の花を取り上げました。ほかに「諸葛菜」(ショカッサイ)とも呼ばれるそうです。どうも「大根」とか「菜」と聞くと食べられそうな感じがします。確かに「食」することができるようですが群生して紫の花を咲かせる花景色は”お見事”といった感じです。
観賞用の1年草ではなく、こぼれ種で増えるそうですから野草化しているのでしょうか。見事です。
孫を援助する後期高齢者と消費税
先日のこと見知らぬおばさん(おばあちゃん)と、秋からの「消費税10%」に関して意見交換する機会に恵まれました。彼女は、後期高齢者で近年夫が亡くなったために年金収入が少なくなった模様である。
消費税は上げなくて済むなら上げないでほしい。でも国の借金のことを言われると、孫子の代まで先送りすることはできないと思うの。だから仕方がないのかなあ。
私は先行き短いから何とかなるとしても、若い人たちは本当に大変なんですよ。息子は零細企業に務めているので世間並みの収入などは無理ですよ。ボーナスなんか大企業のように出るわけないでしょ。だから大学生の孫がいるけど就職するまでは私が援助しなくてはいけないのよ。そのために美容院にはこのところ行ってないし、倹約できるものは一生懸命切り詰めて孫のために仕送りを続けているわけ。でないと息子の家庭が成り立たないわけね。
消費税を上げることについて、最近「子どもたちの教育のために使う」というようになったけど、本当にそのように使ってくれるなら10%も仕方ないかなと思うの。ほんとうに若い人たちはいま大変なのよ。
あんたが言うように「国の言う通り」に使われるかという心配はあるよね。それとこのところ物の値段があれもこれも上がり始めたよね。まだまだ上がっていくんだろうかね。スーパーへ行っても随分と値段を気にするようになったよ。
当座のことを考えると「上げないで済むなら上げないで欲しいよね」。
当方は生活実感から「10%」はやめてほしいこと。10%にしなくても対応してゆけるとの考えも示されていることなどを話しました。
おばさんのように、孫のことを心配して息子(娘)家族を援助する高齢者が増えていることも知りました。為政者の「財政再建」という名目による「借金の付けを孫子の世代まで先送りしてはならない」との殺し文句が国民に重くのしかかっていることも知らされました。
今からでも「消費税10%」は食い止められる~との意思に従おう。
中学校同級会で62年ぶりの再会
きょう3月9日、都内で中学校時代の同級会が開かれました。ほとんど毎年のように開催していましたが、今回は32年ぶりに会うことができたおばさんがいました。感激でした。
今回は男6人と女5人の11人が参加でした。元々中学校を卒業したのは40人前後でしょうか。そのうち10人以上が集団就職で東京や北陸に送られました。その後にも関東周辺に就職する人が続きました。従って関東周辺に住んでいる中学校時代の同級生は多いのです。その中で健康な人は快く参加したということでしょう。
体調がすぐれないとか家庭の事情で参加できなかった人もいるでしょうから、参加者は「いま現在元気である」という証でもあろう。膝が痛いとか言いながらも参加できた当方も「元気」の仲間と言えるかもしれない。
2次会のカラオケでは言い争いもありましたが、中卒15歳の気持ちを取り戻して、再会を約束して帰路につきました。感謝です。
大戸屋「悪ふざけ」動画に思うこと
和食レストラン「大戸屋」のいっせい休業・社員研修が報道された。当然とも思えるが、「それで済むのかな~」との思いも強い。コンビニ大手の24時間営業見直し試行検討も似たように見える。
当方にとって「大戸屋」は行きつけのレストランである。店員のマナーに問題視するようなことはなかった。だが、テレビ放映された「悪ふざけ」の画面には唖然とした。驚いたのは、演技する人と撮影する人が合意の上で行動を起こしたことである。しかもその行為を一般公開することを十分理解してのことである。
おそらく、店員に多くの不満があったのだろう。それをアピールしようと考えたのだろう~と受け止めるのが一般的だろう。そのほかに何か「目立つこと」をしたいといった「好奇心・悪ふざけ」だろうとの受け止めもあろう。その行為が、いまの社会常識(これがあいまいになっている)を超えていることに問題があると思う。
3月4日のニュースで、当の「大戸屋」は、一斉休業して社員研修することを明らかにした。ごく当然のことである。研修は普段も行われていることだろうから、いっせい研修でどれだけの効果が表れるか疑問であるが実施に大いに期待したいものである。それ以上に「問題行動」が起こった「背景の真実」を明らかにすることが、店舗や企業の信頼回復につながることではないだろうかと思う。
問題行動の当人は厳しく問われてしかるべきだが、それだけでなく店舗や企業のあり方(姿勢)の反映ではなかったかを鋭く問い続けることが、信用度を増す道だと思うのです。
大戸屋のおいしい定食に感謝しています。