集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

高齢者の衣服サイズが話題ですか?

 最近の新聞で団塊世代の衣服サイズ”が取り上げられました。きょうは”麻のゆったりソックス”の記事を目にしました。後期高齢者の感想として「もっとも」とうなずける話題でした。

 年寄りの体格と衣服サイズのマッチングは悩ましいところである。さて、新聞に登場の団塊世代さんは、「団塊Мサイズ」を開発してほしと要望されていた。もっともである。身長162センチ・体重62キロ(裸体)の当方はそれほどサイズにこだわるわけではないが、ほとんどの上着サイズの場合「袖が長すぎて」て困ってしまう。ということで10年ほど前から「女性用のLサイズ」が一番だと宣伝している。なかには「前合わせが違うじゃないか」というが、「前合わせのないもの」を身につければいいじゃないかと開き直ることが多いのだ。

 それは、靴下にも通じる。紳士靴下の売り場にはいわゆるビジネス用がずらりと並んでいる。ほかには若者向けのノーレングス(?)がほとんどである。そんな中で当方が目をつけたのは婦人用靴下である。サイズといえ素材といえ自分が気に入ったものを選べば利用方法は多様である。まして100円ショップで間に合わせれば靴下の価値を十分に果たしてくれる。それでいいじゃないかと思うのです。

 きょうの新聞で、麻素材の靴下が取り上げられていた。麻本来の素材特性を生かすだけでなく伸縮性を持たせていること、脚首部の締め付けがソフトであるなどが特徴と書かれていた。ぜひ試してみたいと思いました。

 高齢者になると「たかが靴下」といえども、あの「ビジネスソックス」は履けないのである。脚首の締め付けがきついからである。かつて女子高生に「ルーズソックス」が流行ったことがあるが、いまはどうなっているんだろうか。高齢者向けのルーズソックスが企画されると売れるかもしれない。どうですかね~。

遠い昔の卒業式

 いまどきは卒業と入学の季節です。それは人生の転機でもあるでしょう。

 想い出すのは、中学校の卒業式のこと。いまから60年ほど前のことである。

 当時私は、継ぎ接ぎいっぱいの学生服を着て通学していた。せいぜい卒業式には継ぎあてしない学生服を着たいと思うのは当時の気分であった。それも卒業式では、3年間の欠席日数が5日ほどと少なく「精勤賞」をもらうことがわかっていた。そのことを父に伝え、前日には中古の学生服を入手する予定であった。ところが前日の夜父は帰ってこれなかった。

 卒業式の朝、頼りにしていた学生服がなく悶々としていると隣家に嫁いでいた姉が、私より2歳年上の子の学生服があるので「それを借りて行けばよい」と教えてくれた。それでも私は気分が晴れずに、今まで通りの継ぎ接ぎだらけの学生服で登校することを決断した。いまでも「あの時の決断」は間違っていなかったと思う。そんな気分(気持ち)がその後の人生にも影響しているのだろうと思う。

 結局、父は卒業式に町から直接参加してくれたが中古の学生服は届かなかった。従って卒業式後に友人と撮った写真には普段着として通学していた「継ぎあてだらけの学生服姿」が映っている。

 当時は、その姿が恥ずかしかったが、いまにして思うと「自分の決断」に感謝している気分でいっぱいである。

 貧乏ゆえに「何かがかなえない」ことはいっぱいあるでしょう。その時に「じっと我慢」する決断こそが人間を成長させてくれるのだと思っている。そんな積み重ねが70年人生のほとんどであるが、その時々に「我慢できないこと」もある。今では「文書改ざん」であろうか。安倍暴走!許すな!!

3月の散歩は「頑張りま賞」でした

 早いですね。2018年ももう3ヵ月が過ぎてしまいました。

 この間まで「けさも寒いね!」があいさつでしたが、いまは「お花見終わったかね」に変わりました。季節の様変わりを感じるこの頃です。

 さて、今月の散歩回数は18回(日)にとどまりました。要因は前半が雨続きであったことですが、ちょっとだけ努力が足りなかったことも反省点です。ということで3月の散歩は「もうちょっと頑張りま賞」ですね。

 朝の気温も緩んできましたから早朝スタートを励行しながら健康維持に奮闘しようと思います。

あわただしいお花見ですね

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 さくらの満開が足早ですね。

 当方は4月7日(土)にお花見を設定し案内チラシも作って配布しました。今更変更や中止はできません。実行あるのみ。「花より団子」の言葉もありますから”だんご"ねらいのお花見にしたいと思います。 

 ところでパート先の近くには何種類もの桜があります。今日昼頃の桜の勢いは絶品でした。緑の葉っぱをバッグに白い桜が満開のコントラストが実に勢いを感じさせてくれます。満開の「ソメイヨシノ」よりも勢いのあるヤマザクラ」(写真)が好みです。

 近くには「10月サクラ」があり、10月から4月いっぱいは咲いています。ほかに「河津さくら」が何本もあり2月から楽しみました。さらに近くの公園では「河津さくら」数本を楽しむことができました。ちょうど今の公園では花桃が満開です。太陽を浴びたピンクの花桃も絶品です。

 公園では、レンギョウユキヤナギ、ボケ、しだれさくら、藪椿、ハーデンベルギアなどが楽しめます。近くにお勤めの方々も昼休みなどで公園の花を楽しんでいるようです。花の楽しめる公園をお手伝いできることに感謝です。  

ジャガイモを植え付けました

 急に暖かくなりました。野菜畑での作業も忙しく楽しみになりました。

 少し遅れていたジャガイモですが、工夫を凝らして26日までに植え付けました。

 というのは、種芋を販売する近くのホームセンターが改装中で買うことができませんでした。それではということで別のホームセンターに行くと種芋の仕入れは終わりましたという。お客に聞くと「食用でも大丈夫だよ」というのでスーパーで10個ほど買って植え付けました。

 知人に、そんな話をすると「メークイーン1キロなら準備するよ」と言って26日に届けてくれました。天気も良いのでその日の午後に植え付けました。これにてことしの種芋は終了としよう。

 食用芋がどれだけ新じゃがを生んでくれるか疑心暗鬼だが成長を観察しながら、収穫を楽しみましょう。

アベ政治を許してはならないの怒りを!!

 新聞・テレビは「森友公文書改ざん」問題で忙しいようだ。日曜日夕方は笑点が何よりの楽しみである。チャンネルをそのままにしていると「真相報道」に変わる。この番組を観ながら(なかなか”深層”に迫り切れていない様子だったが)懸命に考えました。

 いま問題の「公文書」は国家公務員でないと手を加えることなどできない。公務員が決裁文書=公文書を勝手に書き替えることは罪(公文書偽造)に問われることは常識であろう。しかし「公文書」は「改ざん」されていたのである。このことは現在では知らない人が居ない「事実」である。 

 ところが国会を構成する政党の中で、細かいことを解明したいことに後ろ向きの「与党」(自民党公明党がいることに驚きと怒りを覚える。

 国会にはこの問題を解明する権利があるそうだ。問題にかかわった人たちを証人として招き様々な角度から解明するというもの。そこで真っ先に「佐川」の名前が挙がっている。ところが自公与党は「うその答弁が罪に問われる証人喚問は重すぎるから」だめだと証人喚問を了承していないという。一方で「うその答弁でも、答弁拒否でも責任を問われない参考人招致なら」了承するとも言っているらしい。何のことはない「証人」が「罪」に問われるかどうかだけの判断で、この国会に対応していることが「自公」の姿勢であることがはっきりしてきた。

 12日以降の報道で麻生が登場する。彼は「公文書改ざん」の責任者は「時の局長である佐川」だと言い張っているではないか。麻生の発言は「佐川」1人に責任を擦り付けようとする魂胆は丸見えだが、麻生の発言を聞いても自公が「証人喚問」を渋っていることが理解できない。

 つまり「公文書改ざん」という「罪を犯した人」を明らかにすることに後ろ向きな「自公勢力」は許せない。まさにアベ政治を許さない」のスローガンをより広く・より大きくしなくてはならないのである。ご賛同ください。

新階級「アンダークラス」と孫の顔

 先に『新・日本の階級社会』(講談社現代新書)の衝撃をまとめたが、「日刊ゲンダイ」3月16日付は著者・橋本健二早大教授のインタビュー記事を掲載した。

 見出しが注目される。それは「子供がアンダークラスに転落したら、孫の顔を見られませんよ」。それと「貧しいけれど気楽な日常、なんてない」などだ。

 ”孫の顔”について触れると、もしも子供が就職できないなどでアンダークラスになってしまったら、結婚などできないでしょうから”孫の顔”を見ることはできないだろう~そういったところでしょうか。それが進行している「階級社会」の現実というわけだ。

 もう一つアンダークラスが固定化すると社会はどうなるか」ということ。教授によると、現在のアンダークラスは900万人ほど。将来は毎年20~30万人づつ増えるだろうから1100万人ほどの新階級が固定化することになるという。すると①老後は生活保護に頼ることになるのでそのコストが大きくなる②アンダークラスは子供がいても十分な教育を受けさせられないために人材が育たない③結婚することができないために人口減が続く④社会状態が悪化するという研究は世界に共通している。犯罪や争いが増える。健康状態が悪化し平均寿命が短くなるなど。

 問題解決のためには、アンダークラスの問題に関心を持つ人々が増え、格差拡大に批判的な意識が醸成され、それを受け止める政治勢力が伸びることにかかっているというわけ。

 格差社会アンダークラスを増やさない社会を目指した地道な努力が大事なんだ。