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集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

進路をはっきりしよう~1959年の決意

 昨年後半の工場の変化に多少影響されたこともあり1959年元旦には決意をメモした。決意は「年始に当たり、自分に誓う。1959年は自分の進路を迷わず進むこと。進路をはっきりしたい。勉学するか仕事に熱を入れるか、そして考える力を養い、人生を築いてゆきたい」というものだった。

 このメモの背景には、工場の変化というよりも”仕事が自分に合っているのか”とか”高校教育へのあこがれ”といった悶々とした日常生活のほうが大きかった。

 この決意は、その直後の転職と1年後の夜間高校進学へとつながった。