集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

2016-01-26から1日間の記事一覧

進路をはっきりしよう~1959年の決意

昨年後半の工場の変化に多少影響されたこともあり1959年元旦には決意をメモした。決意は「年始に当たり、自分に誓う。1959年は自分の進路を迷わず進むこと。進路をはっきりしたい。勉学するか仕事に熱を入れるか、そして考える力を養い、人生を築い…

会社は倒産していたんだ

就職2年目の春、中卒の男子4人ほどが就職してきた。1年間でどのような技術を身につけたかは別にして”先輩”の立場になったことは確かである。 このころ私は、大学受験資格が得られるという民間の通信教育(本部・東京上野)を受講していた。受講生で作って…