集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

在庫のアベノマスク配送で3・5億円

 アベ首相が在任中に新型コロナの感染が広がり市中からマスクが消えてしまった。そこでアベ総理は全国民にマスクを配ることになった有難み確かに当方にも届いたような気がするが「有難味」の記憶が薄い。

 後にこの「アベノマスク」が8,000万枚も在庫となってどこかの倉庫に眠っていることが明らかになった。しかもコロナ感染が広がる中である。マスク着用の重要性を訴える中で国民に配布しようとした「マスク」が誰かの判断んでしばらく在庫になってしまった。その保管料がどんどん膨らんでゆくこともわかった。何とも間抜けな輩が給与を受け取っていたものだ。

 年度が新たになった4月になってようやく「在庫処分方法」を明らかにしたのだろう。その内容は、実は「マスクの在庫」は不良品など(約730万枚)があったため7,100万枚に改められていた。これを自治体(約9,300万枚配布)、介護施設(約3,230万枚配布)、個人(約2,940万枚)へ配布するらしい。

 5月末までに配布を完了するが、希望受付のためのコールセンター費用を含めて配送費用は3億5,000万円に上るそうだ。不良品はどのように扱われるのだろうか。発生経過は明らかにならないだろうか。

 この費用すべてが税金で賄われるわけです。国の財政で3億円なんて大したことないと考えている輩の仕事ですから、この「責任」について誰も痛みを感じていないのだろうか。不思議である。

 この怒りをどこかで爆発させないと収まらない気分である。