敬老の日は「軽老」になっちまった
昔は「敬老の日」といえば「9月15日」祝日と決まっていたが、いつからか無理やり連休を作るためにことしのカレンダーでは約1週間遅れの「21日」になってしまった。しかも、コロナウイルスの感染拡大もあって地域ごとに行われていた「敬老会」はなくなってしまったようである。お彼岸と「敬老の日」が重なり、さらに「コロナ禍」が重なってしまって、なんとなく「軽老」が現実になってきたような気がする。
マスコミは、65歳以上の高齢者の割合など(総務省まとめ)を報じている。
▽65歳以上の高齢者の数は3,617万人(全人口の28・7%)。
うち男性は1,573万人(全男性の25・7%)
女性は2,044万人(全女性の31・6%)
▽総人口に占める割合は、28・7%(前年比0・3ポイント増)で国別で世界1。
第2位はイタリア 23・3%
第3位はポルトガル 22・8%
第4位はフィンランド 22・6%
▽高齢者就業者数は、過去最多の892万人(就業者全体の13・3%=過去最多)
うち卸売業・小売業 126万人
農業・林業 108万人
サービス業 103万人
その他
▽自営業や会社役員を除く503万人のうち77・3%(389万人)は非正規雇
用が特徴でした。
**統計を見ながら。働ける身体条件の高齢者が増えているのだろうと思う一方で「働かざるを得ない」高齢者も増えているのだろうと思いました。そこには「自助」ではなく社会保障の充実こそが求められると思うのです。
「軽老の日」にならないよう祈ります。