集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

それでいいのですか?「文通費」

 このところ「文通」が随分とマスコミを賑わしました。10月末の総選挙が終わるとにわかに「文通費」(文書通信交通滞在費)の支給がクローズアップされました。今回は投票日が月末だったために「当選者が仕事もしていないのに100万円支給するのはおかしい」ということだった。なかなかねらい目の良い話題ですから関心がなびきました。それなのに国会が終わってみると何一つ手が付けられない形で終わったように思います。理由は「与野党の合意が得られなかった」ためでしょうか?。

 集団就職経験者にしてみると、「文通」といえば、見知らぬ人などと手紙などで交遊することでした。その「文通」は当時社会的に受け入れられていたような気がします。当方も雑誌を通じて探した文通相手と手紙を通じて近況を交歓しました。青春の想い出です。

 ほかに「交換日記」が話題になりました。当方が夜間高校で学んでいた二十歳のころ「虹子と啓介の交換日記」(不正確かも)なる本が出版され随分と話題になり熱心に読んだ記憶がある。話題であっただけにクラスの女の子から貸してほしいと要望があり貸してあげた記憶もよみがえる。

 60年ほど前の「ブンツウ」と2021年後半の「ブンツウ」の意味合いの違いを想い出しながら、偉い立場の先生方の結論の出し方に「それでいいんですか」とモノ申したい。