集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

2度目の大雪

 ゆっくりした目覚めでしたが、窓の外は銀世界で驚きました。真っ先に飛び出して雪かきを始めました。しばらくすると近くのおじさんも雪かきをはじめ、2人で道路の雪を片付けました。朝食は9時を過ぎていました。

 昨晩の天気予報は、確か「雪が積もるかもしれないので事故に合わないように準備すること」といった内容の解説をしていたことは記憶している。そうか「雪になるかもしれない」程度の理解でしたが、目覚めてびっくりでした。

 前回の雪の後は、かなり気温が低かったので雪解けは遅れました。今回は雪の量が多かったようですが雪後の気温は快晴のせいもあって雪解けが進みました。とは言うものの昼過ぎに道路の雪の状態を診ているとおばあさんが「進もうか引き返そうか」思案している姿を観ました。これは大変だと思い、通路の残雪を塵取りでかき分けました。なんか人助けができたような気がしましたが、おばあさんは別のルートを探して出かけたような気がします。

 今シーズンもう1回雪が降るかもしれないという予報のようですが、この地域の雪かきぐらいなら老人力を発揮しようと思う。