集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

消費税引き上げで、車の税金引き下げるの?

 そんな馬鹿なこと許せるもんか!! 

 ところが、偉い方々は「消費税率を引き上げる一方でクルマの税金を引き下げる」。それだけでなく、他にも税金を引き下げるらしい。そんなことが~と思って、いろいろ調べてみると「どうも本当らしい」。今年春ごろから新聞などで報道されていたのである。気がつかなかった「俺がバカだった」のである。 

 2019年10月から消費税は8%から10%になる。その反動で2020年には消費が落ち込むかもしれない。そこで考えたのがクルマの税金は引き下げる。ほかにも住宅減税も考えているらしい。低所得、高齢者すべての国民から絞り上げる一方でクルマを所有する人や世帯には減税するなど許せるわけがない。

 クルマ社会のこれからのことを考えても、道路整備やら橋などの整備で金はかかるらしい。ほかに高齢化で高齢者の運転免許を取り上げる考えも強い。その高齢者には消費税は多くなります。「クルマは買い得」ですよとは言えないだろうに。過疎地帯の高齢者に「今がチャンスです。クルマを買い替えましょう」と勧めるのだろうか。

 クルマの税金を安くすることは、クルマ企業にとっては「儲け」かもしれない。住宅減税は不動産会社にとっては「儲け」かもしれない。でも、消費税を取られる国民の数とクルマ購入者や住宅購入者の数を比較したら、どちらの方を向いて税金を搾り取っているかわかりそうなものだが~。それでも「税金のしぼり方」に熱心な偉い人たちは容赦しないのだろう。下々の生活など考えたこともないのだろう。

 つらい日々がやってきそうである。いつまで達者でいられるか。南無阿弥陀仏