集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

加齢の重さを再認識しました

 先の日曜日は寒い一日でした。そんな中暗いうちから新聞配達を手伝い、速足散歩を続けました。出かける前から「薄着かな」と懸念しながらも「身体を動かすのだから」と言い聞かせるように気力で出かけました。その後も畑仕事などを重ねたが、どうも気分がすぐれず「ゆっくりと休養」することにした。月曜日仕事を休むことはできずやはり「気力」で仕事場に向かった。

 以来畑仕事も休んで「ゆっくり休養」を重ねているところである。ついに金曜日に至るまで午後の「ゆっくり休憩」が続いてしまった。

 考えてみると、寒さのせいであるのだが「加齢」が何よりも大きいと再認識した。もう1年ほど前のことだが、片方の耳から音が入ってこなくなったことがある。自転車に乗ることが多い生活から、安全性を考えて見えないところでの車の音などに気を付けながら走っていたのが急に音が遮断されると不安が増してしまった。耳鼻科に見てもらうと「鼓膜が見えないほどヤニがたまっていた」らしい。同時に「加齢」の傾向もあるということであった。確かに家族も気にするほど「難聴」の様子があるらしい。本人は日常生活に心配を感じてないので「まだ大丈夫だ」と言い返している。

 視力、頭髪、加齢臭、体力、聴力などそれなりに「加齢」を感じてきたが、今回の「風邪気味」ではほとほと参ってしまった。やはり「後期高齢者」の呼び方は医学的で現実的な表現かもしれないと再認識した次第である。気を付けましょう。