集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

検察庁法改正断念に喝采

 三権分立といえば「司法・立法・行政」がそれぞれの判断で人々に役立つ仕事を執行すると理解している。それを脅かすような法律の改定が巧まれていたが、政権は開会中の国会で改正することを断念したと19日のマスコミは伝えた。

 当然と拍手したい。この間多くの人々がコロナ禍の中で反対の署名を重ねていた。その世論に圧倒されたのだろう。

 この件、よく理解しているわけではないが、決められている「役職定年」を延長することで政府にめでたい人をトップに据えようということらしい。しかも法律改定は政府の仕事ではないのだが、定年延長を閣議決定した後で法律を変えようとしたらしい。そのあたりの経過を国会で明らかにするよう求められると、いろいろな人がちぐはぐなことを言うもんだから、下々の人だって黙っていられなくなってしまった。

 そこでソーリ・総理は、いまは国民の理解が得られないと時機を改めることになったわけ。それでも人々の気持ちは収まらない。もともと「都合の良い人」をトップに据えるために「定年延長」する法律を変えようとする発想自体が「三権分立」を壊してしまうから「定年延長」改定法案自体「取り下げよ」というわけ。

 臭いものは元から絶たなければダメということでしょう。陰ながら応援します。