集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

カタカナを分かりやすい日本語で

  ソーシャル・ディスタンスって「距離」ですか

 コロナウイルスの感染防止のためにいろいろな取り組みが行われています。

 大臣の誰かが「カタカナ」が多すぎると苦情を言ったらしい。後期高齢者の当方も同感である。気になっている表現に「ソーシャル・ディスタンス」というのがある。どうも行列をつくるときの人と人の「距離」幅のことのようである。そのように感じているのだが、どうも「日本語」に違和感がある。

 町に出るとほとんどの場合「距離を開けて」といった説明が聞こえる。後期高齢者の当方は、この場合は「安心できる間隔を保ちながらお並びください」がしっくりすると思うのです。無理やり「社会的距離」などというよりも分かりやすい言葉を使ってほしいものです。

 ちなみに「距離」とか「間隔」とか「幅」、「間合い」などいろいろ似たような言葉がありますが、人の行列の場合は「距離」の長さ感よりも「間隔」の方がしっくり感があるのではないでしょうか。クルマでは「車間距離」という言葉もあります。確かに「間隔」には「5分間隔」といったように「時間差」を指すこともあります。それでも「距離」には2m以上の長さ・幅を感じてしまう年寄りの違和感でありまする。 

 ロックダウン、パンデミックなどなどわかりやすくしてください。