タクシー会社の「一時休止」ってどういうこと
テレビ報道は「コロナウイルス」と「緊急事態宣言」であふれている。そんななか東京のタクシー会社が、コロナウイルスのためにお客が減っていることから「タクシー事業を一時休止」するというニュースが流れた。つづいてテレビは調査会社のデータとして「緊急事態宣言」との関連で40数社が事業停止を決断していると伝えていた。
タクシー会社は、追い込まれたというか苦渋の決断を下したのだろうと思う。ただ、「事業休止」ということは明らかに「倒産」とは違う。しかもニュースでは「再雇用」もほのめかしているのだから経営陣の本心はよく分からない。
ニュースでは、ドライバーなど従業員は600人ほどとのことだったが定かではない。そのドライバーたちを「解雇」するらしい。ニュースによると「宣言」との関連で給付金をあてにするより雇用保険制度を活用した方がよいと判断したとの会社見解を伝えていた。そうなると”便乗解雇”ではないかとも思える。
ドライバーたちの身分保障とか賃金補償など考えるとじっとしていられない気持ちである。これから「宣言」と関連した同様な事件が相次ぐだろう。社会も大きく変容するかもしれない。そんな気分の「コロナウイルス」である。