沖縄の県民投票を真摯に受け止める
沖縄で米軍辺野古新基地の建設が進んでいる。新基地建設に関して県民の意思を示そうと2月24日(日)県民投票が行われた。その結果、建設反対が71.74%を占めた。賛成は18.99%、どちらでもないが8.70%であった。
この結果を安倍首相は「真摯に受け止める」と表明した。投票結果では7割が「基地建設反対」を表明し、首相は「真摯に受け止める」と表明したから、少なくとも「反対」意思を「重く受け止め」て行動を指示するのかと「思う」のだが、全くそのような気持ちはなかった。そのことに批判が起こるのは当然であろう。
県民投票の実施までにはいろいろ経過があったが、結局全県で実施された。法的拘束力はないとはいえ「県民の意思」が示された。そのことを「真摯に受け止める」なら、今までとは違った行動が示されるのが、言葉の文脈上からも一般的と思う。だが県民の意思を踏みにじるような埋め立て工事続行は「糾弾」そのものである。
県民の意思を尊重し、辺野古新基地建設を断念し、普天間基地を返還せよと今まで以上に大きな声で叫びたい。そのことが、沖縄県民だけでなくわが国の真の独立につながる「正義」だと信じるからである。
青年のころ「沖縄返還」のさまざまな集会などに参加したことを想い出しながら、その情熱を持ち続けたいものである。