「アパレル不況」だが想い出はいっぱい
きょうの朝日新聞「経済気象台」で「どうなる日本のアパレル」とのコラムを読んだ。かつて「アパレル産業」とか「ファッションビジネス」がカッコよく見えたし、その経営手法についても様々な角度から議論された。ところがコラムは「アパレル不況」との言葉が目立つようになったと指摘することから始まる。時代の大きな変化を感じる。
コラムの執筆者(山猫)は、「ユニクロ」で世界的になったファーストリテイリングやワールドの再上場、そしてパリコレ、ダイエーの創業者中内功社長などを登場させながら、「アパレル不況」の現実を考えさせてくれる。山猫氏は「低価格品や2級の素材にばかり長く接し、素材の目利きや魅力的なデザインをつくる人材が育っていない」のではないかと問題提起している。当たっているかどうかわからないがじっくり検討する項目だろうと思う。
コラムの見出しに目を引き付けられたのは、およそ20年ほど前まで「アパレル産業」の周辺をサラリーマンとして”うろうろ”していたからである。その後は高齢者としてパート生活を続けているために「アパレル」とまったく縁がなくなっている。そんななかでコラムを読みながら「あの有力企業はどうしたのだろうか」とか「話題だった社長や役員はどうしたのだろうか」などと昔を想い出した。
それは辛くも懐かしの想い出である。みなさんに感謝です。