集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

販売価額の表示を大きくできないのはなぜですか?

 買い物を精算する際「もっとわかりやすい」方法はないものかといらだつときがある。

 スーパーやコンビニのほとんどが、商品の「本体価格」を大きく表示し、近くに「税込み価格」を小さく表示している。なかには「税込み価格」を表示していない店もある。今は「消費税が8%」であることを知らない人はいないだろう。従って「本体価格」に消費税8%が上乗せされることは十分承知している。ならば店舗は「販売価額」を表示して、レジでの支払額を想定しやすくした方が「やさしさ」だと思うのだがいかがでしょうか。

 近所に果物屋さんがあり、消費税なしで販売している。よく「一皿100円」のバナナを見て買うことがある。隣の豆腐屋さんも消費税なしで営業しているので店頭の張り紙を見て「豆腐1丁」を注文する。それでおしまいである。また、近くのホームセンターは「内税方式」に従って「販売価額」を表示しているので、レジでいくらの支払いになるのかがほぼ見当がつく。

 一方、小さなスーパーでは「本体価格」の表示が大きく、「税込価格」を小さく表示している。この店はどちらかというとまとめ買いを狙っているのかケース売りが多く少しだけ安い感じがする。例えばビールなど1本買いとケース買いとでは単価が違うのだ。だから6本買いになることが心理かもしれない。袋詰めのインスタントラーメンのバラ売りはない。欲しいならパック詰めで買ってくれということだろう。いずれにしても支払いレジで消費税8%が加算されるのは決まっている。

 何とかレジでの「支払い価額」を明示してほしい。財布の中身を見ながら買い物をしたい老人の要望である。