集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

「昆虫記」完訳、奥本大三郎氏

 またまた朝日新聞の受け売りです。9月9日付「文化・文芸」欄で紹介されました。

 昆虫研究者でもないフランス文学者の奥本大三郎さん(73歳)が、30年かけて『完訳 ファーブル昆虫記』全10巻20冊(集英社刊)を完成させたという。  

 奥本さんと言えば「昆虫好き」でよく知られている。確か私財を投じて博物館(ファーブル昆虫館)まで開いていると記憶する。本来は文学者なのに、昆虫の世界に魅せられたのだろう。記事では「虫の本能から人間社会を哲学的に考えている点」が「昆虫記」の魅力と話している。また「虫を見ると、人間が見えてくる」とも。昆虫と向き合いながら人間社会の観察まで広げているように見える。

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