集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

男女別学高校と養蚕の関係

 気まぐれですが「養蚕」の文字を新聞で見かけたので、メモしました。これは朝日新聞9月5日付33面ニュースQ3を参考にしました。 

 時代とともに公立高校で、男子校とか女子高という「男女別学」が全国でなくなりつつあるらしい。いま「別学」が残っているのは、群馬県、栃木県、埼玉県が全国№3だという。鹿児島県、和歌山県と続くが全国的に見ると「別学」は消えつつあるらしい。

 そこで「別学」が関東地方に多いのかといった疑問が出たのでしょう。その一つに「養蚕」との関連が指摘されているのは興味深いところである。

 幕末から明治期にかけて養蚕業が盛んでわが国産業の近代化と発展に寄与したことは良く知られている。だからこそ群馬県富岡製糸場が近年になって世界遺産に登録された。当時製糸場を支えたの女子労働者であった。製糸産業では女性リーダーの育成は欠かせなかったために「公立女子高校」が誕生したのではないかというわけ。その伝統が地域に根付き関東では「別学」高校が多いのだろうという。

 ちなみにわが国初の公立女子高校は1875年に創設された「宇都宮女子高校」だそうである。同校が「養蚕」と関連しているかはわからない(今後よく調べてみます)。