集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

想い出の写真届く

 夜間定時制高校の同期会が開かれたのは16日、日曜日。

 幹事の奮闘で21日には、記念写真・ワンカット写真が届いた。写真で改めて参加者の顔を思い出しながら50年以上も前の夜間高校時代を辿った。というのも送られてきた写真の中にモノクロ写真2枚が入っていた。それは確か高校2年生か3年生ころのものだと思われる。1枚は江の島辺りでの海水浴での記念写真。もう1枚は校外活動?でのワンショット。今回の同期会に参加できなった人の顔も見られる。なかには事情あって転校した彼の姿もある。実に懐かしい記録である。

 写真の返礼にと思い、卒業時の担任が謄写版で手作りした”クラス名簿・作品集”が手元にあったので送ることにした。卒業者全員が先生の求めに応じて俳句やら短歌を提出することになり、それを作品集として先生から卒業生に送る形となったものである。先生の求めに応じて創作しなかった者は名前だけを記録する”クラス名簿”となっているのが特徴でもある。ちなみに担任の先生は夜間定時制高校を卒業して教職に就いたらしい。その経歴を知ったのは作品集をしみじみと読んでからのことである。

 これから16日に参加した18人にこの文集を送ろうと思う。

 参加できなかった人も含めて全員の健康を祈念する。

 感謝である。