集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

2016-01-20から1日間の記事一覧

街頭テレビや銭湯が楽しみ

住み込み生活は中学校の延長みたいにワイワイしながら過ぎていった。 始業時間前は工場内外の清掃が日課で、これは随分と鍛えられたと思う。よその職場に移ってからの周囲の評価などを考えると少年時代の良い経験、習慣として残っている。食事はその当時当た…