集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

はやい!給付金もうもらったの!

 給付金が待ち遠しいこの頃です。昨18日のこと、田舎の親戚から旬の”トウモロコシ”が段ボール箱で届きました。早速味見をしながら到着報告の電話を入れました。

 話は、とうもろこしのことよりもコロナ関連のマスクや給付金に集中。田舎といっても古くからの町のこと、給付金は5月末にもらって使ってしまった~とのこと。「こちらは田舎だから早いんだよ」とも。「良かったね。田舎だからコロナも来ないだろうけどね」と強がりを言うのがせいいっぱい。マスクについては、「もらったけど、使いみちがなくどこかにあげちゃったよ」ということだった。自家消費ではなく有効活用が最善ということらしい。

 例の給付金、当地では月末なのか7月になってからなのだろうか。しかし、医者代、腕時計、歩数計、ハウスクリーニングなど日常生活であと送りしてきたものばかり。合わせると足が出てしまう。それを抑えるのが節約生活だから致し方なし。

 コロナな生活を日常にするのも老後対策かもね。

コロナ対策マスク届きました

 待ちに待った「マスク」がきのう16日に届きました。それは感謝です。

 今朝、パート仲間に報告すると「ずいぶん遅かったわよね。使い方を考えるんだね」といわれました。確かに子供用かと思われる形は大人としてはしっくりこない感じでした。市内の隣町の人なのに配布日には随分とずれがあることを知りました。

 さて、使いみちについてですが、まずはいただいたものには感謝しながら、自家使用ではなく有効活用を考えています。テレビでは銭湯入浴券との引き換えなども伝えられていますが、この地域ではそのような期待もできませんので単純な「寄付」として提供しようと思います。

アルバイト的な仕事スタイルの広がり

 コロナ感染に伴い「緊急事態」が宣言されました。東京ではよく分からない「アラート」なるものが設けられました。そうしたなかで飲食店などは出前、テイクアウトに意欲的に取り組んでいるようです。

 もともとお蕎麦屋さんは出前が商売のひとつでしたが、人手不足もあったのでしょうかあまり見かけなくなっていました。コロナ禍のあおりを受けてこれまで「持ち帰り」料理を商売としていなかったレストランやホテルまでが「持ち帰り」テイクアウト料理を販売するようになった。このようなビジネススタイルは今後定着するかもしれない。

 同時に「出前」とか「持ち帰り」を代行するような「ギグワーク」が広がるかもしれない。町に出かけると四角い箱を背負った人が自転車をこいでいるのを見かけるようになった。箱の中身は知らないが、おそらく「出前」型の商品運送だろうと推測できる。かつて「バイク便」などが話題になったがそのような形ではないだろうか。

 ただ、このような「働き方」というか「雇用形態」にはいろいろ問題がある。いわゆる「労働者」か「個人事業主」ということにならざるを得ない。そうした問題をはらみながら経済的後退時期には「アルバイト」とか「一時的」な発想での仕事スタイルが一般化する可能性は大きいような気がする。

 問題アリの新しい様式とも言えるでしょう。

 

マスクはエチケットになるか

 アベノマスクが様々な形で街の話題になっている。知人に会うと「マスク来た?」とか「マスク来たけど使い道ないね」など。テレビでも「寄付すると引換券が貰える」などが話題になっていた。マスクを寄付すると「銭湯入浴券」がもらえるなどのアイデアである。

 当方にはいまだ「マスク」が届かないが、隣町の方では大分届き始めているらしい。そのようなマスクだが、5月の後半のこと、マスクせずにバスに乗ると前の席に座っていた年配の女性が当方の顔を睨みながら急に席を移ってしまった。その時本心から「申し訳ない」とつぶやきながら胸ポケットからマスクを出して口を覆いました。 

 相当以前のことだが、来日中の外人たちが感じる「ちょっと不思議な日本人の姿」といったテレビ番組があった。その一つに、街中で目立つ「マスク姿」があった。日本では、特に病気でなくても「マスク」をつけることがよくあること。なかには「マスクをすると暖かい」とマスクの効用を説明する人もいた。それほど欧米などと比べるとわが国では「マスク姿」は特別なことではないようだ。

 コロナの感染拡大で、わが国の風習とマスクに違和感を持つ国の風習との違いが表れた点があるかもしれない。実は当方も、パート仲間では「マスク嫌い」の一人として通用している。とくに気温が30度にもなると「乗り物」以外ではほとんどマスクを外してしまう老人である。

 コロナ感染が一段落した後「マスク姿」はどうなるのだろうか。おそらく、かなりの割合で「普段からマスクを着ける」人が増えるのだろうと思う。キャッチコピーに「マスクはエチケット」といった表現を見ると、なんとなく違和感を覚えながらも「新しい生活様式」がやってくるかもしれないとも考える。

 社会的距離「ソーシャルディスタンス」も列を作るときのエチケットになるのだろうか。

「コロナ」の収束を願いながら考える~世界の経済停滞

 新型「コロナ」ウイルスの感染拡大がいずれ収束するだろうけど全世界では確かな見通しがないのが現状。そんななかで、報道などを見ながら考えられることをメモしようと思う。

 ウイルス感染が全世界に広がったことから、「世界恐慌」(1929~)以来の経済停滞になるかもしれないといわれる。その「世界恐慌」とはおよそ100年前の出来事らしい。人生100年時代というものの当時のことを実体験として語れる人はいないと思う。我々が想い出すのは「リーマンショック」(2008年秋)による経済停滞だろうか。すでに「コロナショック」(2020年)による経済停滞は「リーマンショック」時を超えたと伝えられている。

 日々伝えられることから、飲食店などの廃業、アパレル・レナウンに見られるように観光関連業の倒産などが続いている。でなくとも航空会社やJRだって売り上げは極端に減っているらしい。経営の苦しさに変わりはないだろうと思う。

 廃業や倒産が続くことは、社員、従業員が失業することに直結する。従ってアルバイト、パート、派遣社員契約社員そして正規の社員までが失業する。失業者の増大であり「雇用手当」給付が増大することになろう。失業者の増大はそれなりに「社会不安」につながることも予測される。同時に財政負担の増大にもなるだろう。

 廃業や倒産の増加による失業者の増加、つまり失業者の生活を支える政策を実行することを自治体や政府に求めることは自然な発想だと思う。コロナ感染のさなかで米国では警官による人種差別的な黒人殺害が大規模な抗議にさらされている。それは米国だけでなく全世界に広いがっている。「コロナ」はそんな社会情勢を作り出しているのかもしれない。

美容柳とも未央柳とも言われる

 近くの国道沿いの崖に山吹のようなきれいな花が咲いています。あれこれ調べてみると「ビヨウヤナギ」だとわかりました。

 これは、オトギリソウ科の低木で6~7月に黄色のきれいな花を見せてくれます。キンシバイの仲間だそうです。葉っぱの形や枝が垂れ下がる様子が柳に似ていることから名付けられた模様。それでは「ビヨウ」とはどういうことでしょうか。本来は中国の古語から「未央」(びよう)が使われていたようですがわが国では「美容」の方がわかりやすいので転用されたのではないでしょうか。ある人が「芙蓉(ふよう)」といってましたが似ていますけれども「ビヨウ」が正確です。

 栽培も手間がかからないようですが、写真は歩道上の崖に野生化している花です。

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現皇后もカイコ飼育を継承の話題

 新型ウイルスコロナで話題は尽きませんが、報道によると皇居でカイコ飼育のための「御給桑」(きゅうそう)が29日始まったそうです。皇居では、カイコ(家蚕)だけでなく「野蚕」(やさん)も飼育されているはずですから、そんな話題も伝えられるものと思います。

 蚕や野蚕の飼育は、前の美智子皇后が熱心に、取り組んでこられました。それを雅子皇后が引き継がれて、赤坂御所から皇居まで車で移動してカイコの世話を続けるようです。カイコは夏ごろには繭をつくるでしょうから、時折の話題を提供してほしいものです。野蚕の話題も伝えてほしいものです。