集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

庶民は「消費税10%」中止だ

 まだまだ残暑が身体に応えますが、秋の気配を感じる9月になりました。ということでマスコミは10月からの「消費税10%」を話題にしています。

 パートで生活をやりくりしている後期高齢者の当方は、「消費税10%」中止こそが本筋と考えています。しかしマスコミは、あたかも10月から「消費税10%」が実施されるという前提での取り上げ方が圧倒的に多いと思います。まあ、税率が多様で複雑だとかキャッシュレス決済での還元も多様であるなどの問題点を指摘する程度である。消費動向や景気の行方についても突っ込んだ報道は少ないように見える。

 これから、米中貿易摩擦の影響や日米貿易協定のマイナス面が景気動向に影響を与えるでしょう。また観光地では日韓の政治的摩擦が現実かしているなど景気動向は下振れが続くと見られます。

 ところで、ある新聞は記事の末尾で商店街の店主のつぶやき「本当に1か月後に増税するつもりなのかなあ」を紹介している。これは「中止」してほしいとの期待と「早くはっきりせよ」との怒りがまぜこぜになっての思いと受け止めた。増税前の駆け込み需要が弱弱しいとの判断を含めて政府の増税宣言に躊躇が見られる。それよりも素早く「消費税10%」は中止すると宣言すべきときと思う。