集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

内部留保って経済に貢献しているの?

 新聞報道などで企業の内部留保が増えていると伝えられているが、これは家庭で言うと「タンス預金」のようなものでしょうか?。わが国経済にどのように貢献しているのだろうか。内部留保を読み解く報道を期待します。

 先日の新聞で資本金10億円以上の企業の「内部留保」が、2012年から2019年(1~3月)に約1・5倍に増えていることを知った。要するに企業は「内部留保」を何のために増やすのだろうか。どのようにして増やすことができるのだろうか。内部留保が増えることによって国の経済はよくなっているのだろうか。どうなんでしょうか。 

 家庭にとっても企業にとっても資産が増えることは「安定感」を示すことになり好ましいことだろう。ただ企業の「溜め込み」は活用されてこそ”価値”があるのではないだろうか。高金利の時代ではないのだから金利収得も限られているでしょう。それでも「内部留保」が増えるのは、それなりの仕組みがありバックアップする施策が動いているということでしょう。

 新聞は、内部留保が増える傍らで労働者の賃金はほぼ横ばいであると伝えている。賃金が増えることは消費へ向かう資金の提供ともいえるだろうから、消費市場の活性化に貢献する。一方「内部留保」は企業の設備投資のためといわれるようだが、設備投資はそれほど伸びていないからこそ「内部留保」の増え方が目立つのだろう。大企業の「内部留保」は増えこそすれわが国経済の躍動に貢献していないのではないだろうか。

 これは全くのド素人の発想であります。池上さん、林先生教えてください。