集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

兄の3回忌と桜の開花と

 4月13~14日、兄の3回忌・兄息子の7回忌の「法要」で福島県の真ん中ほどに行ってきました。法要といっても、村の旅館に生存中の兄弟姉妹が集まって想い出を語り合うごくごく身内の食事会といった感じ。もちろんお坊さんのお経などはありません。 

 兄は1昨年10月にアルツハイマーで病院で亡くなりました。兄の長男は6年前の4月末に心臓発作で亡くなりました。40代ながら独身で素人音楽活動に熱心でした。そんな2人を想い出しながら食事会で「法要」を済ませました。

 今回福島県への行路は郡山から磐越東線を使いました。郡山から2つ目の駅は「三春駅」です。三春といえば桜の三大名所「滝桜」です。この地域の桜は咲き始めたばかりなのに観光客は多く「三春駅」での乗降客が多いことにはびっくり・驚きでした。その先にも「千本桜」といった桜の名所があるようですが、その地域はまだつぼみさえ色づいていませんでした。ことしの花見は「少し早まるかも」といった話でしたが、13~14日時点では「開花はいつになるだろうか」といった感じでした。