集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

中学校同級会で62年ぶりの再会

 きょう3月9日、都内で中学校時代の同級会が開かれました。ほとんど毎年のように開催していましたが、今回は32年ぶりに会うことができたおばさんがいました。感激でした。

 今回は男6人と女5人の11人が参加でした。元々中学校を卒業したのは40人前後でしょうか。そのうち10人以上が集団就職で東京や北陸に送られました。その後にも関東周辺に就職する人が続きました。従って関東周辺に住んでいる中学校時代の同級生は多いのです。その中で健康な人は快く参加したということでしょう。

 体調がすぐれないとか家庭の事情で参加できなかった人もいるでしょうから、参加者は「いま現在元気である」という証でもあろう。膝が痛いとか言いながらも参加できた当方も「元気」の仲間と言えるかもしれない。 

 2次会のカラオケでは言い争いもありましたが、中卒15歳の気持ちを取り戻して、再会を約束して帰路につきました。感謝です。