集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

さあ、困った。基金解散で年金停止の現実

 さあ困ったことになってしまった。

 隔月1日は、通帳で年金基金からの振り込みを確認しながら「これからの2ヵ月何とかやりくりできそうだ」とほっとしていた。そんな生活が15年余続いてきたのである。ところが、きょう12月1日以後、基金からの振り込みは解散のため停止してしまった。

 わずかな年金とはいえ当方にとってはかけがえのない収入であり頼りの生活資金であった。基金解散もそれに伴う支給停止も予定通りであるとは言え、振り込みのない現実に出会うと”ショック”は超絶である。 

 どうするか。とりあえず、可能な限りの節約というしかない。好きなアルコールは健康維持のためということで「休肝日」を設けるなど極度に控えている。これから歳暮や年始、中元の見直し、友人知人との交流見直し、新聞など情報分野の見直しなど考えられることは断行するほかない。それで間に合う「年金基金」ではなかった。これからは先の社会扶助も視野に入れながらこれからの人生を考えてみようと思う。

 この現実は表現のしようがない。困ったことになっちまった。