集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

8月と戦争と~

 暑い暑い日が続いています。後期高齢者になると避けられないことでしょうか、体力の回復が進まず気力もままならない状況が続いています。きょうも予定のボランティアをずる休みしました。朝の散歩も途絶えています。参った参った。

 8月というと、「終戦」とか「原爆」がいろいろと話題です。

 あるミニコミに「太平洋戦争で敗けてから73年」という記述がありました。あの戦争に「負けた」という表現の裏には「勝ちたかった」けどとの思いが隠れているような気がして、読んでいる方にとっては違和感を覚える。せめて「終戦」としてほしいものである。戦争に「買った」か「負けた」かではなくて「終わってよかった」という気持ちを文章に込めてほしいと思う。

 朝日新聞24日付のコラム「経済気象台」に「唯一の被爆国として」の記事が掲載された。筆者は中小企業経営者らしい。わが社の朝礼の模様を題材にしながら「唯一の被爆国として惨状を後世に伝え、核廃絶を進める責務があるはずだ」と結んでいる。暑い夏、コラム筆者のように「核廃絶」を願い、それを行動に表すことが求められているような気がする。