集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

疑獄史を塗り替える「公文書改ざん」許すな

 きょうも夕方近くに駅前を通ったので夕刊紙日刊ゲンダイを買いました。

 1面見出しは「疑獄史を塗り替える森友加計」そして「官邸主導、役所ぐるみという驚愕」である。もちろん毎日のように新事実が明らかになる「公文書改ざん」問題が記事の中心である。見出しにある「疑獄史を塗り替える」というのは、ロッキード事件リクルート事件、佐川急便事件などの首相や政治家が関与した事件として多くの人々の胸に残っている。いわば「贈収賄事件」だがそれらを想いおこしても、今回の「公文書改ざん」事件は”官邸主導”という点でより重大であり「疑獄史を塗り替える」ほどの大事件であるということ。

 夕刊紙報道など信じられないと思うかもしれませんが、4月14日付けの「日刊ゲンダイ」の記事は全体として”核心”をついていると思う次第です。

 記事は「国家を私物化する首相を、日本国民は許すのか。いままさに民度が問われている」とむすんでいる。その通りである。国民は、いまこそ怒りを表現し行動で表す時だと思う。「日刊ゲンダイ」もご奮闘ください。

 関連記事で「おかしいんじゃないの」と思うことがありました。一つは、森友学園前理事長が詐欺罪で牢屋にいるらしい。彼は無罪というつもりはないが、いま明らかになりつつある「官邸主導」がはっきりしたら”詐欺罪”はどうなるのだろうか。もう一つは「虚偽作成罪問えず」という2段記事に関すること。素人判断だが、この記事では「虚偽公文書作成罪」に該当しないというようである。それでは「公文書」は”勝手に書き換えても罪にはならない”と言っているように見えるが「正確」なのだろうか。公文書の「改ざん」は罰せられるのが筋のような気がするのだが、いかがですか。