集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

やはり「病は気から」でしょうか

 血圧が高いといわれてからどうも気分的に体調がすぐれない。昔言われた「病は気から」を想い出して笑い飛ばそうとしたが、どうも大人げないと思い近くのお医者さんに相談することにした。

 近くの医院は、開業から4か月ほど。看板に「高齢者内科」と書いていることと「待たされることもなかろう」と考えて診察を受けることにした。何よりも「安心」が欲しかったのである。

 案の定、すぐ血圧を測ってくれた。やはり高いらしい。それを見ながら医師は「血圧だけではよくわからないので、血液検査やレントゲンを撮りたい」という。当方は「今できるなら診てほしい」と要望すると、どんどん準備が進み、心電図、血液、尿、レントゲンと一気に検査が進んだ。

 医師はレントゲン写真を見ながら「心臓が少し大きくなっているが、心配するほどではない」と説明してくれた。そして「血圧を下げる薬を2週間分出すので経過を見ましょう」という。その薬は「一番弱く小さいものだが24時間持続するので、朝食後に一粒服用すること」との注意を受けて、診察を終えた。

 まだ、薬は3回しか飲んでいないので体調改善はわからない。ただ気分的には「安心」できた。そのことが何よりの効果だったと思うのです。

 お医者さんに感謝です。ありがとうございました。