集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

新たな階級の登場を学ぶ機会

 先日『週刊現代』の記事「新・階級社会~日本の不都合な真実」を参考に感想などを綴った。その後、よ~くよく考えてみると『週刊現代』は講談社が編集発行していることに気が付いた。そして記事が紹介している新書『新・階級社会』も講談社がこの1月に発行発売したものであることに気付かされた。ちなみに新書は橋本健二氏(早稲田大学人間科学学術院教授)がまとめたもので本体価格900円で結構売れているようである。当方もいくつかの書店をめぐって入手、新しい眼鏡も用意して読みこなすように奮闘中である。

 つまり週刊誌の記事は新書版の宣伝であったことにようやく気が付いたというわけです。

 新書版の記事に”踊らされた”当方が悪かったなど言うつもりはない。むしろ新書版により週刊誌の記事を追確認しながら新たな発見も重ねている。

 新書『新・階級社会』をお勧めします。