集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

民進党の会派提案は白紙で終わりですか

 民進党が提案していた「統一会派」づくりが17日には白紙に戻され一段落したように見える。とはいえ「民進党」はこれからどうなるだろうかと他人事ながら目が離せない。同時にこの人たちの”政治や”体質にあきれ果ててしまう。

 発端は、昨年9月に「希望の党」が発足する。9月28日には前原が、「希望の党」に合流する方針を提案すると両院議員総会でほとんど議論もなく了承した。つまりこの議員総会で決めたことがゴタゴタの始まりと見える。もちろんその前に代表選前後から「希望の党」結成に向けた離党が続いていたとの見方もあろう。

 もう少しさかのぼれば、2015年の9月に安保法制(戦争法)が強行された時点にある。あの時点で「安保法制」に民進党議員は何を考え何を志向していたのかがいま問われているのである。そのことがバッチ欲しさに押し流されて右往左往しているように見えてならない。もう一度「安保法制(戦争法)」への態度を明確にすることを民進党籍議員(地方議員を含めて)に問いたい。 

 それに「野党共闘」が絡んでくるから、市民、選挙民の意識をきっちりと受け止められない”バッチ欲しさ”だけの議員先生は不要と言わざるを得ない。市民の成長を真摯に受け止めてほしいものである。このこととの関連で「民進党籍無所属の会」というのも甚だわかりにくい存在である。まさに「会派」であるから否定はできないが「党籍」というなら政党の綱領や規約に従うべきと思うのだが、そうした一般的ルールは先生方には通用しないのだろう。政治資金を受け取るためには「党籍」が必要ということだろうか。

 また民進党の地方議員たちは何を考えているのだろうか。マスコミは民進党籍の地方議員の再生についても丁寧に伝えてほしいものである。

 情けなや。ほんとに情けない。この損失は市民にかかってくるのだ。