集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

カレンダー配布人

 きょうはパート仕事の「仕事始め」の日でした。近年当方の役割に加わったのが「カレンダー配布」。いくつかの詰め所にカレンダーを掲げるため、その調達が欠かせない。なんとなくその役割を果たしていることになる。

 このカレンダーは、5年ほど前までパートで働いていた職場で調達できる。つまり取引先が届けるカレンダーや手帳が年末になると多数廃棄される。それは”もったいない”と思い、欲しい人に届けたのが始まりだった。もったいないが意外と好評で今に続いている。

 ことしは20本ほどを調達し、パート仲間や仕事場の詰め所に行き渡るように配慮した。心ある人はわざわざ礼を伝えてくれる人もいた。これには感謝だ。

 だがカレンダー配布はボチボチおしまいかとも考えている。調達先とのコネクションが絶えかねないからである。「同じ釜の飯」というか仲間意識はいつまでも大事にしたいものである。

 カレンダーに感謝である。