集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

日米同盟は「隷属」状態に~関心

 今回も朝日新聞の記事を参考にしました。同紙19日付「オピニオン」のページで「日米同盟の現在地」を掲載している。構成は、3人の識者へのインタビューであるが、奥谷禮子さん(ザ・アール会長)は「直言できず もはや隷属」と日米同盟のいまを観ているようだ。 

 これほどズバリ言える識者は多くはないと思いながら関心しながら読んだ。

 冒頭「日米同盟は、パートナーシップとは程遠く、もはや隷属関係です」とズバリ。ほかにもトランプ初来日の際に「沖縄の基地負担を減らす今後の道筋をどうつけるのか、そもそも日米地位協定を見直せないか」を提起できなかったのかと疑問を投げかける。最後に「日本の戦後が誇るべきは、戦争せず、一人も殺さないで来たという平和です」という。

 このような視点で日米同盟をとらえている識者が増えてこそ真のパートナーシップが発揮されるのではないかと思いました。わが国の「防衛産業が先細りする」と懸念する識者にもそれなりの見識があるだろうが、パート収入で生活をしのいでいる高齢者にとっては「隷属」状態から脱出し本来的なパートナーシップを作り上げてほしいと思いながら読み直した。