集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

迷惑な轟音と議場の品性

 早朝散歩の出来事です。朝5時ごろと言っても明け方とは思えないほど暗い感じの住宅地内を5~6台のオートバイが轟音を響かせて走ってゆきました。どう考えても仕事先へ急ぐような感じではなく、住民の迷惑など考えないいわゆる”暴走族”の仕業だろうと思いました。というのもバイクの轟音はしばらくその近辺から聞こえてきたからです。

 午後1時30ごろのことです。テレビをつけると国会中継中でした。どうやら安倍総理所信表明演説のようです。テレビ番組に興味があってチャンネルを合わせたわけではないのでしばらくそのままにしていました。しばらくすると総理の演説は終わりました。そのあと本会議場の議員の発言が映し出されました。発言内容はわかりませんが、何とも「品位」のない”迷惑”な発言でした。それははじめと終わりのことばの表現が「〇〇〇〇ま~~~~~す」というもの。白いペーパーを持っていたので読み挙げたのでしょう。本人が書いたものか、先輩議員とか幹部からの指示で読み上げたものか知らないが、何とも品位のない迷惑発言であった。

 もしこの発言の仕方を小中学生や高校生が学校で生真面目に行ったとしたら、教師はどのように対応するのだろうか。議員も先生と言われるが学校の先生以上に「品位」を重んじてほしいものだと愕然とせざるを得ない風景をテレビを通じてみてしまった。税金の無駄使いと言って良いのだ。

 この議員の表現方法は議場では通常な行為なのだろうか。だとするとなんとも”どうぶつえん”の風景としか映らない感じである。厳罰を期待する。この議員は誰だろうか。

 発言のあと議長が「これにて閉会します」といってトントンと木槌をたたいて終了した。不愉快な思いが続いている。