集団就職世代の想い出といま

北東北の奥深い山の集落から15歳の誕生日を迎えたばかりの少年が大都会の町工場に就職した。それから60年ほどが過ぎたいま、さまざまな想い出とこれからを綴る。

玉ねぎ、ジャガイモの収穫

 我が家の市民農園はいつもながら多忙である。ちょうど梅雨入り前に玉ねぎを収穫し終わった。玉ねぎはいま軒下で乾燥中である。子供の頃冬になると保存食用の「凍み豆腐」を作り、軒下で乾燥させていたが、そんな風景が浮かんでくる。ほかに夏大根の収穫を始めた。大根は寒い中で育つのが本物と言える。素人の育てる夏物の味はどうかと心配したがまずは新鮮さを味わえるのが楽しみである。そして、3月に種まきしたジャガイモの収穫が始まった。生育状態から少し早めだが「キタアカリ」品種から掘り起こして新じゃがの味を楽しんでいる。

 さらに、キュウリがほとんど毎日のように収穫できるように生育している。ナスもほぼ毎日1個とれるようになってきた。

 これからの楽しみは、ピーマン、シシトウ、トマト、インゲン、つるむらさき、モロヘイヤ、トウモロコシである。ほかに里芋が芽を出して成長している。これは当方が植えたわけでもないのに勝手に成長しているもので、自然の恵みとでも言えそうである。成長、収穫を楽しみにしている。

 農園作業で汗を流し、医者いらずの老人生活を楽しみたいと願っている日常であります。感謝。